スーパー戦隊超決戦
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第二十七話 真の悪との戦いその十八
「それで彼が生み出したギアの者達もだ」
「同じね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「彼等もな」
「そういうことね」
「私自身自分に悪意があればどうなるか」
「ダグデド達みたいになっていたっていうの」
「そうだった」
「いや、兄さんは実は違ったから」
そのことを最も知るハスティーの言葉だ。
「絶対にね」
「ああはならなかったか」
「うん、けれど辛かったね」
「長かった」
こう弟に答えた。
「待っている間な」
「そうだったんだね」
「倒す時を待っていたが」
ダグデド達をというのだ。
「その間非常にだ」
「長くて」
「一日千秋だった」
「そこまでだったんだ」
「そうだった、そしてだ」
「あの時攻撃したんだね」
「遂にこの時が来たと思った」
ラクレスは真剣な顔で語った。
「喜びを感じていた、そして一度は倒したが」
「それでも今また蘇ったから」
「無念だ、だが7再びだ」
「倒すね」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「宇宙の憂いをなくしたい」
「そうしよう、絶対に」
弟は兄のその言葉に頷いた。
「皆でね」
「必ずな、ドクターマンも戦うことを決意した」
「そうだ、ただギアを復活させただけではない」
ドクターマン自身も言った。
「私自身だ」
「戦うな」
「そうする、ただ護られるだけはな」
ラクレスにそうした状態はと返した。
「やはり性分ではない」
「それでだな」
「私も戦う、家族と共にな」
「わかった、では戦おう」
「悪意に満ちた者達とな」
こう話してだった。
ドクターマンはギアの者達と共に自分も戦うことにした、遂に決意したその顔は既にかつてのギアの首領のものになっていた。その顔で戦うのだった。
第二十七話 完
2024・6・23
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