スーパー戦隊超決戦
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第二十七話 真の悪との戦いその十一
「それならです」
「もうな」
「すぐにでもです」
雉野も犬塚に話した。
「仕掛けてきますよ、仕掛けても勝つ自信がある位強いと思っているなら」
「そうだな」
「さて、それならだ」
猿原は犬塚のその指摘を聞いて言った。
「ギアの復活まで間に合うか」
「ドクターマンなら大丈夫だな」
風切が答えた。
「あの人ならな」
「そうね、あの人のお話を聞いてるとね」
鬼頭は風切にもまさにと応えた。
「今すぐにもね」
「ギアを復活させられるな」
「ええ」
「言われてみればそうか」
鬼頭が頷いた横で猿原も確かにと頷いた。
「あの御仁ならな」
「大丈夫でしょ」
「確かにな、今すぐにでもだ」
「ギアを復活させられるわ」
「あの人の伝え聞く話を検証するとな」
「そうよね」
「そしてだ」
猿原はさらに言った。
「自分でも護るな」
「自分の身をね」
「そうなるな」
「何かね」
鬼頭は腕を組み考える顔で言った。
「確かに間違えたけれど」
「ドクターマンはだな」
「邪悪さはなくて筋がね」
「通っているな」
「何処かね」
「私もそう思う」
猿原は鬼頭の言葉に同意して答えた。
「あの人はあの人でな」
「ポリシーがあるわね」
「美学と言うかな」
「そうしたものがあるわね」
「そこが違うな」
「ただの悪党じゃないわね」
「まことにな」
まさにというのだ。
「まして今は悪事を行っていないからな」
「悪党でもないわね」
「そうなる」
「そうね、じゃあこれからは」
「ギアの連中とだ」
桃井が言った。
「一緒にドクターマンを護るぞ」
「そうなるわね」
「だからだ」
桃井は鬼頭に言った。
「一度ギアの連中と会いたいな」
「一緒にドクターマンを護るから」
「仲間だからな」
そうなるからだというのだ。
「一度だ」
「会って」
「話もしたい」
「じゃああの人達が復活したら」
「会おう」
桃井は強い声で言った、このやり取りがあった数日後だった。ドクターマンからギアの者達を復活させたと連絡があった。
それで彼が来て欲しいと言った場所はというと。
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