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スーパー戦隊超決戦

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第二十七話 真の悪との戦いその十

「ギアもそう考えたらね」
「人間の国だな」
「身体が違うだけでね」
「何か何でもない話だな」
 ファイアは宝石の状態で話に参加した。
「考えてみれば」
「確かに」
 ショベローはファイアの言葉に頷いた。
「その通りだよ」
「何といいますか」
 マッハは考える顔であった。
「既に答えは出ていましたね」
「身体のことはどうでもいいことである」 
 ジェッタも話した。
「まさにその通りや」
「じゃあギアも問題なし」
 ヘリコはこれを結論とした。
「人間の国ね」
「ううん、私もそう思うわ」
 ワゴンも言ってきた。
「私だって身体は機械だしね」
「僕もですしね」
「僕だってですよ」
「おいらもな」
 ジム=カーターにラータス、セッちゃんも言ってきた。彼等にしても機械の身体であるので言わずにはいられないのだ。
「考えてみれば」
「けれど心はどうか」
「人間であれば嬉しいです」
「その嬉しいって思うこと自体が答えでさあ」 
 タキガワは笑って述べた。
「それこそ」
「そうなんだな」
「そう、喜怒哀楽があって」 
 そうしてとだ、タキガワはセッちゃんにさらに話した。
「思いやりや慈しみ、愛情というものがあってこそ」
「人間なんだな」
「そうでさあ」
「そうなんだな」
「だからドクターマンも人間で」
「ギアも全員か」
「そうでさあ。逆に身体が人間でも」
 そうであってもというのだ。
「心が人間でないなら」
「人間じゃないか」
「そうなりやすね」
「そうだな、若しダグデドが種族として人間でもだ」
 ブランエリが言った言葉だ。
「あの者は到底人間ではない」
「バケモノだな」
「そうだ」
 ジュランにその通りだと答えた。
「最早な」
「そうだよな」
「あの者は種族に関係なくだ」
「バケモノだな」
「正真正銘のな、だからこそギアはいいがな」
「ダグデド達はか」
「倒さなくてはならない」  
 こうジュランに話した。
「悪意で以て動こうとしているしな」
「わかったぜ。じゃあ連中が出て来るのを待とうな」
「必ず出て来る」
 犬塚は確信を以て言った。
「それも近いうちにな」
「そうね、私もそう思うわ」
 鬼頭もまさにと頷いて述べた。
「まだ出て来ていないけれど」
「ドクターマンを狙っているのは間違いないからな」
「あの人の知識と技術をね」
「圧倒的な力もあるんですよね」
 雉野はそれでと話した。 
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