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神々の塔

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第七十七話 世界のサイクルその五

「ほんまな」
「極悪人は死刑やね」
「そうしていくんや」
「税金の面でも」
「何でか死刑廃止って言う奴は税金の無駄遣いも言うな」
「それやとね」
「もう真っ先にや」 
 それこそというのだ。
「極悪人は死刑や」
「裁判で判決が出たら」
「それで刑罰が決まったらな」 
 その時はというのだ。
「もうな」
「そうしたらええね」
「そしてや」 
 それにというのだった。
「死刑囚の刑務所もな」
「粗末なもんでええし」
「どうせ死刑や」
 それに処するからだというのだ。
「尚且つ極悪人やしな」
「刑務所も粗末なもんでええね」
「そして死刑に並んでもな」 
 羅が言ってきた。
「強制労働や」
「きつい職場で徹底的に働かせる」
「そうしてや」 
 そうしてというのだ。
「酷使するんや」
「それこそ死ぬ様な重労働やね」
「消耗品みたいにや」
「扱うんやね」
「そうしてええわ」 
 死刑にならない凶悪犯もというのだ。
「極悪人やしな」
「ほんまそやね」
「十星連合にはない考えや」
「極悪人の人権とか」
「何で考えなあかんか」 
 そもそもというのだ。
「邪悪な連中のそうしたもんを」
「そやね」
「何か弁護士でな」
 この職業の者達でというのだ。
「女の人とお子さん強盗殺人したガキの死刑をな」
「反対してたね」
「そうした奴おったな」
「それでその弁護士さん調べたら」
「幼女売春の常習犯でな」
「アウトローの世界で」
「それでそっちとつながりあってな」 
 裏世界と、というのだ。
「麻薬の密売やらでな」
「悪いことして儲けてた」
「そいつも極悪人やった」
「そやったね」
「巨人軍とも関係があったわ」
 連合や枢軸の裏社会で暗躍するこの組織と、というのだ。尚彼等については連合の警察も特別なチームを編成してあたっている。
「とんでもない奴やった」
「それでその弁護士さんも裁判にかけたね」
「それで強盗殺人やったガキは車輪刑で処刑してな」
 そうしてというのだ。
「そのうえで弁護士は死刑にならんかったが」
「強制労働やね」
「鉱山の中で特に過酷なとこでな」
 そこでというのだ。 
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