夢幻水滸伝
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第三百六十話 台風の如くその二
「ここに集結させて」
「攻めますね」
「そうするわ」
こう言ってだった。
トウェインは予備戦力を戦線に集結させた、空いている車両や馬を総動員して即座に集結させた、特に鉄道を用い。
鉄道を用いる中でだ、今は軍全体のフォローを担っているヘミングウェーは貝殻でトウェインに対して言った。
「列車砲も送りました」
「こっちにか」
「はい、送れるだけ」
「そうして大丈夫なんか、こっちの中央と左翼は」
「ボーム君と戦闘中です」
そして彼が指揮する軍とだ。
「そうしていますが」
「大丈夫なんやな」
「持ち堪えています」
「そうなんやな」
「そやからです」
「列車砲もやな」
「そちらに送ります、列車砲まで加えますと」
この兵器もというのだ。
「ちゃいますね」
「ああ、線路上しか動けへんでな」
トウェインは列車砲の特徴もっと言えば弱点の話をした。
「しかしその上やと移動出来て」
「攻撃ポイントを変えられます」
「しかも大砲の口径が大きいさかいな」
「攻勢の時も使えますね」
「ああ、今もな」
「そやからです」
だからこそとだ、ヘミングウェーは話した。
「送らせてもらいました」
「悪いな」
トウェインはヘミングウェーの話を聞いて礼を述べた。
「ほな使わせてもらうわ」
「そうされて下さい」
「そしてな」
「敵軍に穴を開けますね」
「その陣地にな」
「そうされますね」
「そしてな」
トウェインはさらに話した。
「敵の後方にな」
「空挺部隊を送りますね」
「それはやっぱりな」
「必ずですね」
「行ってな」
そうしてというのだ。
「敵を攻めるわ」
「空挺部隊はこうした時こそですね」
「使えるさかいな」
「用いますね」
「そや、空挺部隊はこうした場合こそや」
「使うものですね」
「使い方が難しい部隊やが」
降下する時は無防備でありしかも風に流され予定地に降下しない場合もある、しかも降下するのでその装備は軽装であるのだ。
「それでもな」
「効果的に用いればあれ程有効な部隊もないので」
「特に敵の後方、陣地を攻めるとな」
「有効ですね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ここはな」
「そうして攻めますね」
「そや、何としてもな」
「それではこの度は」
「自分が送ってくれた列車砲も用いてな」
「空挺部隊もですね」
「そうして勝つで」
こう言ってだった。
トウェインはヘミングウェーが送ってくれた部隊特に列車砲部隊を用いてさらに攻撃に入った。その攻撃を受けてだ。
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