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ドリトル先生と奇麗な薔薇達

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第六幕その四

「ドイツもオーストリアもで」
「他の国もね」
「けれど国花とは別に」
 ダブダブは考えるお顔で言いました。
「それぞれの人が好きなお花ってあるからね」
「それでお二人は薔薇だね」
 チーチーは言いました。
「薔薇がお好きなんだね」
「最近薔薇と何かと縁があるけれど」
 それでもと言う老馬でした。
「ここでも出て来たね」
「ここまで薔薇と縁があると」
「何か色々思ってしまうね」
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「何かとね」
「縁をね」
「うん、ここでも薔薇だってね」
 先生もまさにと応えます。
「僕も思ったよ」
「そうだよね」
「僕達も聞いて思ったよ」
「ここでまた薔薇なのねって」
「そうね」
「そうだね、あとお二人は音楽はロックがお好きで」
 今度は音楽のお話でした。
「ポップスもそうでクラシックもね」
「お好きなんだ」
「そうした音楽も」
「クラシックも」
「アニメソングも好きらしくて」
 こちらの曲もというのです。
「何かとね」
「日本の曲もなんだ」
「聴いてるのね」
「そうなんだね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「僕にも何かとね」
「お話してくれたんだ」
「お好きな音楽のことも」
「そうしてくれたのね」
「うん、しかし実にね」
 こうも言う先生でした。
「お好きな音楽のジャンルが広いってね」
「思ったんだね」
「先生もそう思ったんだね」
「僕達もだけれど」
「そうなのね」
「他には賛美歌やゴスペルやジャズもらしいから」
 こうしたジャンルの音楽もというのです。
「かなりね」
「ああ、そこまでなんだ」
「本当に色々お好きなのね」
「いや、凄いわね」
「そこまでいったら」
「本当に思ったよ、僕もね」
 先生ご自身もというのです。
「いいと思った音楽はね」
「ジャンルにこだわらないね」
「クラシックもロックもね」
「いいと思ったらね」
「何でも聴くね」
「そして楽しむよ、日本のアイドルの曲も」
 こちらもというのです。
「名曲が多いしね」
「そうそう、多いよね」
「日本のアイドルの曲にも名曲が」
「男の人女の人問わず」
「グループだってね」
「昭和の頃からね」
 この頃からというのです。 
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