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星河の覇皇

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第八十七部第一章 シャイターンの復活その四十一

「ゲームセンターでもいいからな」
「そこで働いてですね」
「正しく儲けろ、強いならな」
「尚更ですね」
「店で働いてな」
「親になるべきですね」
「本当にそれしか儲からないからな」 
 ギャンブルというものはというのだ。
「マカオ見ろ」
「カジノとかやってですよね」
「国全体が儲かってるだろ」
「はい、確かに」
「だからな」 
「自分でやって儲けるな、ですね」
「本当に強い奴は親になってな」
 そうしてというのだ。
「儲けるのはどうしてかわかるか」
「それは」
「ギャンブルがわかってるからだよ」
 その本質がというのだ。
「だからだよ」
「自分がやるよりですか」
「その場を開いてな」
「人にさせてですね」
「儲けるんだよ」
「そうしてるんですね」
「だからお前も民間に行くんならな」
 任期を終えた時にというのだ。
「そうしろ」
「そうして生きていくことですか」
「ギャンブルで一財産築いた奴なんてそっちやった奴だ」
 博打で倉を建てた者はいないという言葉の通りだ、曹長はカードの続きの用意をしながら兵士に話した。
「だからな」
「そっちで生きるならですか」
「親戚の人がゲームセンターやってるならな」
「そっちに就職してですね」
「やってけ、ゲームセンターはいいゲーム置いたら儲かるだろ」
「それだけで人が来ますからね」 
 遊びに来る者がだ。
「それでコイン入れてくれてです」
「遊んでな」
「もうそれで、です」
「お金が入るな」
「人気のゲームがあれば」
 それでというのだ。
「もうそれだけで」
「だからな」
「親になることですね」
「いいのはな」
「そういうことですね」
「そうさ、場を提供してるとな」
 それでというのだ。
「金が入るんだよ」
「そう思うと割がいいですね」
「そうだろ」
 曹長は兵士に話してまたカードをした、ブラックジャックを続けたが兵士は兎に角強かった。そして同じ頃。
 マウリアの戦艦は曹長達がいる連合の巡洋艦の近くにいた、そこでオムダーマン軍を観ていたがその中では。
 エウロパの観戦武官達が会議を行っていた、観戦の為にここにいるが今は別の件について会議を行っていた。
 その場で大佐の階級にある者がまず口を開いた。
「取るに足らない話と言えばそれまでだが」
「それでもですね」
「やはりこうしたこともですね」
「会議の場を持って話すべきですね」
「やはり」
「そうだ、だからだ」
 大佐は他の士官達に話した。 
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