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夢幻水滸伝

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第三百五十九話 開戦の宣言その十三

「スパムばっかりでな」
「食べ飽きたそうですね」
「そやからな」
 そうしたことがあったからだというのだ。
「わしも考えてな」
「レーションは何種類も用意しましたね」
「西もそうしてるみたいやな」 
 今戦っている彼等もというのだ。
「しっかりとな」
「飽きへん様にしていますね」
「軍の食事も飽きるとな」
 そうなると、というのだ。
「士気に関わるさかいな」
「何種類も用意して」
「食べてもらうことや」
「それが大事ですね」
「そや」
 ポテトサラダを食べつつ話した、密封した袋の中にあるものだ。
「ほんまな」
「飽きへん様に」
「栄養も大事やが」
 それと共にというのだ。
「飽きへんこともな」
「大事ですね」
 ジェーンもその通りと頷いた、そうしてパンを食べた。
「そこは」
「そうや、あとな」
「あと?」
「冷凍させてる肉をどんどんな」
「焼いてですか」
「ステーキにしてな」
 そうしてというのだ。
「食べることもな」
「してもらいますね」
「そや、やっぱりステーキはな」
「食べてもらうべきですね」
「肉は食うと力が出てな」
 そうなってろいうのだ。
「士気も上がるさかいな」
「それで、ですね」
「食べてもらうで」
「全将兵に」
「それでわし等もな」
「ステーキを食べますね」
「そうしてくで」
 こう言うのだった。
「何だかんだでステーキはな」
「アメリカでは欠かせませんね」
「ハンバーガーもやけどな」
 こちらもというのだ。
「両方な」
「欠かせませんね」
「それで明日にでもな」
「ステーキを出しますか」
「そうしよな」
 こう言うのだった。
「昼にでもな」
「そうしますね」
「冷凍した肉を解凍して」
 そうしてというのだ。
「皆で食おうな」
「それも何枚もですね」
「そうしよな」   
 戦の後でこうした話をした、そしてそのステーキはトウェイン達は今現在夕食で食べていた。トウェインはティーボーンステーキを食べつつ言った。
「やっぱ戦の後のステーキは美味いわ」
「そのことはいつも言ってますよ」
 ヘミングウェーがすぐに突っ込みを入れた。
「ステーキを食べる度に」
「仕事が終わったり飲んでる時とかな」
「はい、そうです」
「わいステーキ好きやからな」
「それで、ですね」
「ステーキ食うとな」
 その時はというのだ。 
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