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夢幻水滸伝

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第三百五十九話 開戦の宣言その十二

「何とかな」
「空挺部隊を敵陣地の後方に送り」
「そこから攻めるで」
「そうしますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 トウェインは航空戦の指揮を執っていった、だが結局はタイムリミットまで戦の決着はつかずにだった。
 戦闘機隊を退かせた、メルヴィルはその退く敵編隊を見て言った。
「今日の戦はこれで終わりや」
「そろそろ日が暮れますし」
「夜襲には気を付けるが」
 グリフォンにそれでもと話した。
「しかしな」
「また明日ですね」
「明日も来るわ」
 敵軍即ちトウェイン達の軍勢はというのだ。
「ここにな」
「引き続きですね」
「そや、それでや」
 その為にというのだ。
「明日もな」
「この左翼で戦いますね」
「そうするわ、あと捕虜やが」 
 それにした者達はというと。
「大事に扱うで」
「捕虜収容所に送りますね」
「戦が終わったらこっちの軍に入るんや」
「そやからですね」
「大事に扱ってな」 
 そうしてというのだ。
「傷付けるなんてや」
「絶対にしないですね」
「これまで通りな、ほなな」
「これからですね」
「戦を終えて」
「休息に入りますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 メルヴィルは戦闘終了を告げそうして将兵達を休ませに入った、その頃にはトウェイン達も完全に軍を退けていた。
 夜になった頃には両軍は食事に入っていた、メルヴィルはテントの中で食事を摂りつつ仲間達に言った。
「こうした時こそ食わんとな」
「その通りです、戦はかなりの力を使います」
 エミリーがまさにと答えた、食べているのはレーションである。
「そやからです」
「しっかり食わんとあかんわ」
「ほんまそうですね」
「それでや」
 メルヴィルはレーションのメニューの一つであるシチューを食べつつ言った。
「全員な」
「しっかりと食べて」
「しっかりと寝るんや」
「そうあるべきですね」
「そしてや」 
 そのうえでというのだ。
「明日またな」
「戦いますね」
「そうするで」
「ほなしっかり食べましょう」
「わし等もな」
「そうです、あとレーションは何バージョンもあるので」 
 ルイスはハンバーグを食べつつ言った。
「飽きへんですね」
「そのことも考えたしな」
「一種類だけやとそのうち飽きるので」
「そやからな」
「何種類もな」
「レーションを用意しましたね」
「何でも二次大戦の時はな」  
 メルヴィルは起きた世界の歴史のことを話した。 
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