| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

神々の塔

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七十六話 大天使その二

「僕もさっき言うたな」
「仏教のことでな」
「神道でもな」
「そや、もうな」
「自分の思い入れは別で」
「あらゆる神界からな」
「試練を与えに来てはるな」
 こう芥川に言った。
「そやな」
「そや、そしてや」
「そして?」
「試練あってな」
 そうしてというのだ。
「人は成長出来る」
「試練を乗り越えようと努力して」
「それでや」
「神霊さん達も試練与えてくれてるな」
「そうそう、前にテスカトリポカさんと戦ったわね」 
 アレンカールはこの神霊の話をここでした、ケルアトコアトルと戦った時にこの神霊と共にいたのである。
「あの方戦をね」
「試練と考えてはるな」
「そうでよ、乗り越えるべきね」
「人がな」
「そしてその試練を乗り越えたら」
 戦というそれをというのだ。
「その時はね」
「成長してるな」
「そやからね」 
 だからだというのだ。
「神霊さん達はね」
「あらゆる神界から来てくれて」
「あたい達と戦って」
「試練を与えて」
「成長を促してるのよ」
「そやな」
「それこそ絶対に戦わへん」
 そうしたというのだ。
「神霊さんでないとね」
「こっちに来てへんな」
「この塔にね」
「そやな」
「天理教とかね」 
 この世界にもこの宗教は存在しているのだ。
「ああしたね」
「戦を除外してる」
「そうした神界やないと」
「来てはるな」
「そしてそのね」
 アレンカールはさらに話した。
「戦わないね」
「そうした神霊さん達もな」
「戦以外の形でね」
「この塔に関わってはるな」
「そうでしょ」
「そやな」
 中里も確かにと頷いた。
「それは」
「そうでしょ、それであたいもね」
「ミカエルさん達と戦うことはか」
「そうした場所やてね」
 その様にというのだ。
「認識してね」
「受け入れてるか」
「ええ」 
 そうだというのだ。
「そうよ」
「そやねんな」
「それで戦ってね」
「勝つつもりやな」
「天使さん達が戦ってええって言われるなら」
 それならというのだ。
「もうね」
「受け入れてやな」
「そしてね」
 そのえうでというのだ。
「全力でね」
「戦ってやな」
「勝つわ」
 そうするというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧