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ハッピークローバー

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第百三十七話 閉会式が終わってその三

「我慢出来なかったら」
「キスとか出来るのね」
「そうでしょ、私達の年齢ってそうしたことに頭一杯って言われたら」
「その通りね」
「そうだしね」
 それでというのだ。
「特に男の子は」
「鳴海っちも」
「そんなの明男君見たらわかるわね」
「やっぱりお部屋にそうした本や漫画あるわ」
 実際にとだ、かな恵は答えた。
「それであるってことは」
「ゴミ箱もあるわよね」
「流石に仲は覗いてないわ」
「ティッシュあるわよ」
 これがというのだ。
「絶対にね」
「丸まった」
「そうよ」
「そうなのね」
「だって匂いもするでしょ」
「その時あるわ」
「そうじゃないとおかしいから」
 そもそもというのだ。
「中学生それでね」
「高校生だと」
「本当に頭の中そういうことで一杯だから」
 その為にというのだ。
「もうね」
「明男もで」
「当然鳴海っちもね」
「同じね」
「クラスの男子もね」
「それで頭の中で」
 かな恵はここでこう言った。
「私達をなのね」
「そうかもね」
「特に鳴海っちは」
「付き合ってていつも傍にいたらね」
 そうであるならというのだ。
「意識してるししかもね」
「しかも?」
「かな恵胸大きいから」
 その胸を見て言った。
「確実によ」
「想像されて」
「使われるの」
「そうなの」
「実際想像して使われてもね」
 一華は眉を曇らせ口をへの字にさせて述べた。
「止められないし」
「そういうのは自由だしね」
「それに夏でも話したわね、ビーチに水着で出たら」
 そうすればというのだ。
「周りの男の子から見たら」
「それも見ず知らずの子でも」
「想像して使って下さいってね」 
 その様にというのだ。
「言ってる様なものでしょ」
「自分から」
「アイドルや女優さんのグラビアだって」
 こういったものもというのだ。
「どうして買うか」
「使う為よね」
「ある女優さんの写真集のプレヴュー読んでたら」
 そうすればというのだ。
「ぶっかけたなんて」
「露骨ね」
「写真集でのお顔にね」
「うわ、それは」
 かな恵は一華の話を聞いて引いた顔になって言った。
「頭の中でも」
「かなりよね」
「いやらしいこと考えて」
「最後にね」
「そうするなんて」
「それでそうしたことする人はね」
 それこそというのだ。 
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