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星河の覇皇

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第八十七部第一章 シャイターンの復活その二十四

「やはりだ」
「はい、食事はですね」
「通常ですね」
「今は」
「そうする、レーションは即座に食べられるが」
 そもそもそれを念頭に置いて生み出されたものだ、戦場でどれだけ迅速かつ的確に栄養を補給出来るかが重要であることは言うまでもないことだからだ。
「しかしな」
「あまりそればかりですと」
「やはりよくないですね」
「飽きますし」
「また士気にも影響します」
「通常の食事を食べられるならだ」
 その様な状況ならというのだ。
「やはりな」
「通常の食事ですね」
「その方がいいですね」
「だからですね」
「今回はですね」
「指示があるまで通常の食事だ」
 それでいくというのだ。
「いいな」
「わかりました」
「ではその様にしていきましょう」
「暫くはレーションは封印ですね」
「そうしていきますね」
「だが常にだ」
 戦闘になったその時はというのだ。
「いいな」
「はい、即座にですね」
「レーションを出してですね」
「食べる」
「その様にしますね」
「レーションばかりでもよくないが」
 それでもというのだ。
「やはりな」
「何故レーションがあるか」
「それを考えるとですね」
「レーションも必要です」
「それで、ですね」
「すぐに出してだ」 
 そしてというのだ。
「食べさせる、そして私もだ」
「同じですね」
「レーションを召し上がられますね」
「そうされますね」
「そうする」
 アッディーン自身もというのだ。
「私自身お世辞にも美味いとは思わないがな」
「そうですね」
「そこも改善が必要ですね」
「味覚についても」
「それについても」
「これまではそちらまで向かわなかったが」
 レーションの味まではというのだ、サハラは全体的にレーションの味はよくないと言われていてそれはオムダーマン軍も同じなのだ。
「そちらもな」
「統一しますと」
「それからはですね」
「味覚をよくしていく」
「そうしていきますね」
「そこも充実させたい」
 レーションの味覚もというのだ。 
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