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夢幻水滸伝

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第三百五十八話 迅速な集結その十一

「何かとな」
「働いてもらいますね」
「こんな役に立つもんはないわ」
 ジープについてだ、トウェインは笑って話した。
「ほんまな」
「そうですね」
 参謀も確かにと頷いた。
「こうした見回りにも使えて」
「ちょっとした移動や輸送にもな」
「先程お話した偵察にもですね」
「使えるからな」
「便利ですね」
「こんなええもんはないわ」
 こう言うのだった。
「ジープは」
「そうやな、それでや」
「ジープはですね」
「今度の決戦でもな」
「使っていきますね」
「そうしてくで」
「戦闘に用いることはあまりないですが」
「それでもな」
 ジープはというのだ。
「こうした色々なことに使えるからな」
「用いていきますね」
「そうするわ、使えるもんは何でも使う」
「勝つ為には」
「それでや」
「ジープも然りですね」
「ジープとな」
 それにとだ、トウェインはさらに話した。
「輸送機はな」
「役に立ちますね」
「当然戦車や戦闘機も役に立ってな」
 そうしてというのだ。
「銃剣や防具もやが」
「ジープや輸送機は」
「別格や」
「さらに役に立ちますね」
「あるとないで全くちゃう」
 そうだというのだ。
「ほんまな」
「そこまでのものですね」
「そや、輸送機かてな」
「多くのものを一気に輸送出来るので」
「それも速くな、それでや」
「必要ですね」
「多く用意しておいてよかったわ」
 開発そして製造してというのだ。
「ほんまな」
「非常に役に立つので」
「そや、あと鉄道もな」
 こちらもというのだ。
「勿論や」
「使いますね」
「船とな」
「鉄道もですね」
「使って輸送や移動を進めてきたが」
「輸送機も役立ちますね」
「そしてジープもな」
 こちらもというのだ。
「ほんまな」
「役に立っていて」
「有り難いわ、メルヴィル達も持ってるけどな」
「こちらもですね」
「あってな、こうしてや」
「移動にもですね」
「役立ってくれてるわ、ただな」
 ここでだ、トウェインはこうも言った。
「一つ思うのはな」
「何でしょうか」
「いや、ジープも改良する必要はあるな」
「今の性能に満足せずですか」
「そや」 
 それでというのだ。 
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