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スーパー戦隊超決戦

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第二十四話 戦隊側も知りその九

「何処でも出られるならひょっとして僕達の今の会話も」
「あっ、聞けますね」
 ジム=カーターはラッキューロのその指摘に頷いた。
「言われてみれば」
「そうだよね、聞かれていてね」
「対処して来るかも知れないですね」
「そうだよね」
「あいつ等がそんなことするか」
 だがここでだ、ガストが眉を顰めさせて話した。
「そんなこと何時でも出来る、しかもとんでもない力があるんだ」
「力だね」
「それがあまりにも強いからな」
「僕達なんて何時でもかな」
「ああ、わかるか」
「うん、僕だって凄い力があったらね」
 ラッキューロはガストにそれならと話した。
「それこそ何時でも出来るからってお仕事もね」
「ラッキューロさんって働かないんですよ」
 ジム=カーターが言って来た。
「これが」
「いや、働けよ」
 ガストはラッキューロのそのことについては冷静に突っ込みを入れた。
「ちゃんとな」
「働いたら負けですよね」
「いや、そうじゃねえぞ」
 ガストは今度は真顔で突っ込みを入れた。
「やることはやれよ」
「最低限やってますよ」
「そうそう、ラッキューロはね」
「やることはやるからな」
「いいんだよ」
 キャンデリラだけでなくドゴルゴとアイガロンも言うことだった。
「それで助けてもらうこともあるし」
「何よりもずっと一緒にやってきてるからな」
「ラッキューロはそれでいいのよ」
「じゃあこのままいきますね」
「駄目だな、これは」
 カニスカはその四人を見て無表情で述べた。
「鍛えなおさないとな」
「いや、これがこの四人だから」 
 桐生がそのカニスカに応えた。
「逆に殺伐していたら駄目だよ」
「真面目と殺伐は違うが」
「いや、本当にこれで仲良く順調にやっていけてるから」
「いいのか」
「俺達はね」
「そうなのだな」
「ったくスカポン狸だな。しかしな」
 ガストはあらためて話した。
「あいつ等は自分達の力をわかっていてな」
「私達を馬鹿にしていますね」
「本当に虫ケラ位にしかな」
 ジム=カーターに話した。
「思ってなくてな」
「何時でも倒せる」
「そう思っているからな」
「私達のお話を聞くこともですか」
「しねえ、負けたがな」
 それでもというのだ。
「そこは変わっていねえ筈だ」
「そうですか」
「いや、敵に力があることこそがです」
 ディボウスキは確かな声で話した。
「かえって付け入るところがありますな」
「そうね」
 うりは彼のその言葉に頷いた。
「慢心よね」
「その通り、あの者達は前からです」
「慢心していたのね」
「あまりにも力がある故に」
「自分達が強いってわかっていて」
「それが過ぎていまして」
 そうであってというのだ。 
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