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スーパー戦隊超決戦

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第二十四話 戦隊側も知りその八

「考えるな」
「けれど」
「お前は私の弟で王だ、ただああの男は母上の中にお前を入れただけでだ」
「それでなんだ」
「生物学的には間違いなくだ」
「兄さんの弟だね」
「父上と母上の子だ」
 この事実を言うのだった。
「だからだ」
「このことはだね」
「考えることはない」
「それじゃあ」
「そうだ、だがダグデド達は遊びでどういったことも行う」
 ラクレスもこのことはその通りだと言い切るのだった。
「そのことは事実だ」
「だったらな」
 スタッグはこのことを受けて言った。
「俺達にしてもな」
「そうだ、最早他の組織よりもだ」
「あいつ等を倒すべきだな」
「若しだ」
 ラクレスはスタッグに真剣にだった、これからのことを考えて話した。
「ドクターマンが奴等の手に渡るとだ」
「どうなるかわからないな」
「彼の知識や技術を無理にでも引き出してだ」
 そうしてというのだ。
「この上なくおぞましいことに用いる」
「そうしてくるな」
「だからだ」
 このことが予想出来るからだというのだ。
「我々はまずは常にだ」
「ドクターマンを護ってか」
「奴等を全力で倒すべきだ」
「そうなんだな」
「そしてだ」
 ラクレスはさらに話した。
「奴等特にダグデドは如何なる場所にも出て来れる」
「瞬間移動が出来るか」
「そう考えていい」
 まさにというのだ。
「まことにな」
「待て、それならだ」
 ここでだ、トリンがふと気付いて言った。
「待っていればいいのではないのか」
「待つ?」
「っていうと」
「奴等は必ずドクターマンを狙って来る」
 トリンは自分の言葉にいぶかしんだコガネとブーンに話した。
「そして神出鬼没だな」
「本当に何処でも出て来るの」
「自分の出たい場所にね」
「そう、ドクターマンのいる場所が何処でもな」
 こう言うのだった。
「そうしてくる」
「あっ、それなら」
「ドクターマンのいる場所にもだね」
 二人はトリンのその言葉に頷いて彼に応えた。
「出て来るわね」
「待っていればね」
「そうなる、だから我々はだ」
「ドクターマンの周りに集結して」
「あいつ等が出て来たらだね」
「戦うのだ」
 そうするというのだ。
「そしてその時に倒すのだ」
「あの、それはいいけれど」
 自分の考えを話すトリンにだ、ラッキューロはやや首を傾げさせて言った。 
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