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ハッピークローバー

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第百三十四話 終わりに近付いてその八

「一八〇ある人もいるけれど」
「女の人で一八〇は」
 一華は引いた顔になって話した。
「ちょっとね」
「見たことないわよね」
「一七五ある人もね」
「いないのね」
「一七〇の人も」 
 女性でというのだ。
「滅多にね」
「見たことないのね」
「そうだからね」
 それでというのだ。
「信じられないわ」
「じゃあオスカルさんが実際にいたら」
「男装の麗人だしね」
「男の人って思うのね」
「髪の毛以外はね」 
 あの見事なブロンドの長髪をというのだ。
「思えるわ、ただね」
「ただ?」
「本当に当時女の人で一七五以上って」
「巨人クラスに大きかったでしょうね」
 理虹はまさにと応えた。
「やっぱり」
「そうよね」
「今でもかなり大きいのに」
「当時だとね」
「かなりよ」
「ナポレオンさんで普通より大きかったし」
 一六四か一六七の彼がというのだ。
「多少にしても」
「それじゃあね」
「オスカルさんなんてね」
「男の人でも高いわね」
「ええ、だからね」
「女の人だと巨人よ」
「私から見たら」
 一華は自分を基準に述べた。
「もうそれこそ頭一つは」
「大きいわね」
「それ位よね」
「二十センチ以上違うとね」
 それこそというのだ。
「頭一つ分はよ」
「違うわね」
「ただ流石にね」
 理虹はこうも言った。
「大谷翔平さんには負けるわね」
「オスカルさんも」
「あの人アンドレさん程じゃなくても」
「半端じゃなく大きいわね」
「一九三あるからね」
「滅茶苦茶大きいわね」
「何かデータ以上にね」 
 その身長はというのだ。
「大きく見える気がするし」
「それオーラのせいかしら」
「そうじゃない?実際より大きく見えるのは」
「あれだけの人だと」
「オーラもね」
「かなりあるから」
「オーラ凄い人って大きき見えるらしいから」
 実際の身長よりもだ。
「それでね」
「大きく見えるのね」
「それでね」
 その為にというのだ。
「大谷さんはね」
「一九三以上に見えるのね」
「そうじゃない?あの人は違うから」
「凄過ぎるからね」
「有り得ない位にね」
 そう言っていいまでにというのだ。 
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