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ハッピークローバー

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第百三十三話 創作ダンスの後でその十三

「そうした奴か」
「お店でまずいって思ったら喚き散らすそうだし」
「原作者の人間性が出てるんだな」
「そのままね」
「ガチクズが書いたガチクズ漫画か」
「そうみたいよ」
「よくそんな漫画あったな」
「それも百巻以上出て」
 そうしてというのだ。
「アニメ化もした」
「人気あるのかよ」
「あったの、ただネットが普及して」
「その出鱈目さがわかったんだな」
「そうなの」
「その前によく出版社ずっと出してたな」
「流石に今は休載中だけれどね」
 かな恵はこのことも話した。
「問題起こし過ぎて」
「それでか」
「特に福島の原発のことで」
「どうせ被爆とか言ったんだろ」
「そう、言ってね」
 実際にというのだ。
「それでなの」
「抗議殺到したか?」
「そうなってね」
 それでというのだ。
「休載中なの」
「有害図書だろ、そこまでいったら」
「酷過ぎて」
「ああ、そこまでだとな」
 まさにとだ、鳴海は言った。
「そうだよな」
「何から何まで酷過ぎて」
「子供が読んだら駄目だな」
「変な影響受けるから」
「色々問題になった漫画あるけれどな」 
 それでもというのだった。
「その漫画は別格だな」
「もう前科何犯どころか十犯以上はね」
「やらかしてるんだな」
「多分ハンバーグも」
 自分が作ったものが鳴海の母に好評だったこの料理もとだ、かな恵は鳴海に対してどうにもという顔で話した。
「ちょっとしたことでね」
「文句言うか」
「豚肉の豚の飼育が悪いとか」
「あと野菜がハウス栽培とかか」
「そう言ってね」
 それでというのだ。
「駄目出しするかも」
「完全に自然食でないとか」
「駄目かもね」
「今そんなの無理だろ」
「現実なんて無視する漫画だし」
「だからそう言うしか」
「顧問の先生もね」
 料理部のというのだ。
「絶対に信じるなってね」
「一から全部か」
「そう言ったのよ」
「そういうことか」
「参考にする漫画なら」
 それはというと。 
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