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ハッピークローバー

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第百三十三話 創作ダンスの後でその十一

「お店で食って気に入らないと騒ぐんだよな」
「化学調味料入ってたり調理の仕方が気に入らないとね」
「その時点でアウトだよな」
「それが取材だから」
「手前の金で食ってないんだな」
「取材でだから」
「屑だな」
 鳴海は一言で言い切った。
「俺だと現場にいたらな」
「スマホで撮影するわね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「つべに流すよ」
「エックスも使うわね」
「それで拡散してやるよ」
「とある新聞記者の取材だって」
「そうするよ」
「そうしたら炎上ね」
「やってることバイトテロと一緒だろ」
 鳴海は忌々し気に言った。
「もうな」
「全く同じよね」
「お客さんがやってもな」
「本当にそうよね」
「まして取材ならな」
 仕事ですればというのだ。
「ヤクザ屋さんの嫌がらせとな」
「同じね」
「そんな新聞記者はな」
 それこそというのだ。
「全く以てな」
「駄目ね」
「人間としてな」 
 その時点でというのだ。
「もうな」
「最低よね」
「最低過ぎてな」
 そうであってというのだ。
「そんな奴こそ炎上させないとな」
「それで社会的制裁ね」
「それを与えてやらないとな」
「駄目よね」
「だからその時点でな」
 最早というのだ。
「その漫画な」
「最悪よね」
「鵜呑みにしたらな」
 読んでというのだ。
「絶対にな」
「駄目よね」
「あらゆる意味で酷いからな」
「本当に飯テロよね」
「同じだからな」
「お店の中で口に合わないって喚いたら」
「それも取材でな」
 新聞社のというのだ。
「やるなんてな、会社としてもな」
「どんな会社なのかってなるわね」
「ああ、飯テロじゃなかったらな」
 それこそというのだった。
「ヤクザ屋さんだろ」
「そう言っていいわね」
「そんな奴が主人公か」
「凄いでしょ」
「ヤクザ屋さんみたいな新聞記者だな」
「人にいきなりケダモノって罵ったこともあるわ」
 かな恵はこのことも話した。
「外国人を採用するしないでね」
「言葉とか文化とか宗教の壁あるだろ」
「だから色々問題あるけれど」
「そういうの考えないでか」
「採用しないってだけでね」
「ケダモノ呼ばわりかよ」
「その会社の社長さんの考え聞かないでね」
 そのうえでというのだ。 
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