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おぢばにおかえり

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第八十一話 大教会でも一緒その二十三

「傷付けることは駄目よ」
「僕の最大の課題なんですね」
「そうよ、嫌いな感情自体を抑えられたら」 
 私が思うにです。
「新一君かなり違うわよ」
「そうなんですね」
「私もそう思うから」
「伏せ込んでいくことですね」
「また大教会で何かあったら」
 その時はです。
「お願いね」
「ひのきしんですね」
「それをしてね」
「はい、楽しかったですし」
「楽しかったのね」
「かなり、先輩も一緒でしたし」
「私は別のひのきしんしてたし」
 それにです。
「離れてたでしょ」
「ですが先輩と行き来出来て」
 私に笑顔で言ってきました。
「同じところでひのきしん出来たので」
「それ詰所でもでしょ」
「ですから詰所でも嬉しいんですよ」
「普通のことでしょ」
 思わず首を傾げさせてしまいました。
「そんなの」
「僕にとっては嬉しいことなんです」
「そうなの」
「はい、それに僕大教会にお邪魔すること少ないですから」
「天理高校に通っててね」
「詰所には毎日お邪魔してますが」
 それでもというのです。
「大教会はです」
「おみちにいれば結構行くことになるから」
 私も子供の頃から数えきれないだけお伺いしています。
「別にね」
「そのことを気にすることないですか」
「ええ、それに詰所はね」 
 こちらはです。
「大教会と同じよ」
「奥華の人達の場所ですからね」
「そう、だからね」  
 大教会に行かなくてもです。 
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