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スーパー戦隊超決戦

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第二十話 人間味その十七

「ここは」
「それじゃあね」
「私もラーメンは好きだ」
 やはりだ、ラリーは機嫌よく言った。
「カレーも好きだが」
「カレーもいいわよね」
「ラーメンもな」
 こちらの食べものもというのだ。
「好きだ」
「そうなのね」
「そしてだ」
 ラリーはさらに話した。
「色々なラーメンを食べられるならな」
「食べるのね」
「そうしたい」 
 是非にという言葉だった。
「私もな」
「では今から皆で行きましょう」
 マジーヌも明るく言った。
「私達は食べないけれどね」
「ああ、けれど皆が美味いものを食う顔がな」
 ジュランはマジーヌに応えて話した。
「いいんだよな」
「見ていてね」
「心の栄養になるよな」
「本当にね」
「だからな」
「皆と一緒にいてね」 
 そうしてというのだ。
「笑顔みたいよな」
「是非な」
「だからね」
「食ってくれよ、ラーメン」
「そうしてね」
「そうするよ」
 即座にだ、五色田が応えた。
「これからね」
「介人も美味そうに食うからな」
「そうだよね」
 ヴィランだけでなくガオーンも言った。
「何でもね」
「それもかなりな」
「だから見ていて楽しいよ」
「心の栄養になるぜ」
「美味しいものを食べる」
 ブルーンは確かな声で話した。
「そして笑顔になることはです」
「本当にいいことだよな」
「全くです、では」
「ああ、これからな」
「皆でラーメンを食べましょう」
 こうした話をしてだった、戦隊の面々はラーメンを食べた。そうしてそのうえで笑顔になったのだった。


第二十話   完


                  2024・5・1 
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