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八条学園騒動記

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第七百五十五話 ドラッグその十

「そこに交番があるならな」
「人が必要ね」
「だからだ」 
「大使の人を募集して」
「その人だけ行ってもらうこともな」
「必要なのね」
「そうだ、ただマウリアのことはな」
 ダンは難しい顔になって話した。
「麻薬についてはな」
「そんな風で」
「マウリア人は無敵だ」
 ダンは彼等についてこうまで言った。
「言い合いになるとな」
「あの人達の推理って何?」
 ジャッキーは腕を組み首を傾げさせて述べた。
「いきなりはじまって力技か魔法でね」
「解決するからな」
 テンボも言った。
「いきなりヴィシュヌ神が来てな」
「解決するとかね」
「あるしな」
「映画だとね」
 ジャッキーはマウリアの推理映画の話もした。
「ダンスあるしね」
「マウリア映画に付きもののな」
「推理を言う時に」  
 こうしたジャンルのクライマックスの場面である。
「急にどっかから人が一杯出て来て」
「歌って踊ってな」
「言うからね」
「あれはわからない」
「あたしもよ」
 二人共だった。
「もうね」
「カオス過ぎてな」
「わからなかったな」
「歌って踊って」
「それも急に出て来た人達とな」
「何処かからね」
「部屋の中にいてもな」  
 そうしてというのだ。
「急にな」
「何人かいる多少広い程度のお部屋でも」
「推理を言って真犯人を言う場面で」
「周りからわらわら出て来て」 
「音楽がはじまって」
「笑顔になってリズムを取りながら」
「主人公とヒロインを中心に」
 この二人がそうなることは当然のことだ、それが創作における主人公そしてヒロインのポジションであるのだ。
「歌って踊って」
「衣装もどんどん変わる」
「もうカオス過ぎるわね」 
 エイミーも言ってきた。
「私もそう思うわ」
「そうだな」
「マウリア映画だとね」
「あそこは別世界ね」
 テンボとジャッキーに腕を組んで述べた。
「もうね」
「完全にな」
「そうね」
「俺達の常識なんてな」
「全く関係ないわね」
「セーラにしてもそうだしね」 
 エイミーはマウリア人のクラスメイトの彼女の話もした。 
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