八条学園騒動記
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第七百五十五話 ドラッグその八
「知らないことを知っていると言うしな」
「大袈裟にね」
「それで頓智でな」
「もう滅茶苦茶に言うのよね」
「爆発を爆破と言ったりな」
「どう違うのよ」
「そこを長々と言うしな」
それぞれの言葉の違いをだ。
「もうな」
「相手をすることはね」
「かなり難しい」
「それだけでかなりの労力よね」
「外交官の人でマウリアに行くとな」
連合中央政府そして各国政府からだ。
「もうな」
「かなりね」
「苦労するかな」
「マウリアの人達と話すから」
「そのな、若しくはもうだ」
それこそという口調での言葉だった。
「最初から放棄する」
「いるだけね」
「小国になるとな」
連合の中のというのだ。
「実は我が国もな」
「琉球もなの」
「大使の人を一人送ってな」
そうしてというのだ。
「一軒家で暮らしてもらう」
「そこが大使館ね」
「琉球は小国だ」
ダンは自らこのことを言った。
「連合内の外交で手が一杯だ」
「それでなのね」
「マウリアへの外交はな」
「大使の人を送るだけね」
「募集してな」
プロの外交官ではなくというのだ。
「その人を送ってな」
「募集して即採用?」
「犯罪歴がなくてマウリアに行っていい」
「そうした人をなの」
「募集して最初に来た人がな」
「採用されるのね」
「給料を払って衣食住も保証される」
そうした待遇だというのだ。
「それでその人に行ってもらってな」
「いてもらうだけ?」
「そうだ、一日一回ネットとかでマウリアの記事を確認してな」
「それで終わり?」
「銀河語や日本語で翻訳された記事をな」
「あっちの言葉読めなくていいのね」
「行ってもらえればな」
マウリアにというのだ。
「それでだ」
「物凄いお話ね」
「小国の外交はこんなものだ」
ダンはエイミーに真顔で話した。
「人もお金もないんだ」
「だから連合の中で手が一杯で」
「サハラは何処かの安全な国に行ってもらってだ」
そうしてというのだ。
「一人な」
「あそここの前まで沢山の国あったでしょ」
エイミーはこのことを指摘した。
「それでそれぞれ戦争してたじゃない」
「だから安全な国にだ」
「サハラの中で」
「この前までのハサン王国等な」
「ああ、あの国ね」
「あの国はずっと平和だったからな」
「オムダー面に負けて滅ぶまでね」
エイミーはその国に起こったことを話した。
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