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スーパー戦隊超決戦

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第十九話 最初の決戦その九

「また戦って」
「勝つだけだ」 
 野々村は強い声で言い切った。
「それだけだ」
「そうよね」
「いや、勝ったけれど」
 泉はそれでもと疲れた顔で言った。
「凄い戦いだったわね」
「若しゼンカイジャーが来なかったらな」
 虹野はその場合を話した。
「もうな」
「私達負けていたわね」
「そうなっていた」
 虹野は強い声で言った。
「まずな」
「そうよね」
「そう思ったからね」 
 彼等を呼んだショウも言ってきた。
「僕ちんもね」
「呼んでくれたんだね」
「ゼンカイジャーの人達を」
「本当に助かったわ」
「相手の戦力まで読んでな」
「そうしてくれて」
「うん、敵が全部の戦力を投入してきたから」
 ショウはトッキュウジャーの五人に話した。
「それでね」
「そこでだね」
「ドクターマンをどうにか出来ないとわかって」
「それでなのね」
「ゼンカイジャーを呼んで」
「戦ってもらったのね」
「僕ちん達と一緒にね、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「勝ったけれど」
「危なかったです」
 ラプターが言ってきた。
「確かに勝てましたが」
「それでもね」
「危うかったですね」
「うん、若しもだよ」
「ゼンカイジャーの皆さんをお呼びしなかったら」
「僕ちん達負けていたよ」
「そうでしたね」 
 ラプターはまさにと頷いた。
「いい作戦でした」
「僕ちん偉いかな」
「そう言わなかったら」
 嗜めることも忘れなかった。
「本当に」
「いや、間に合ってよかったし」 
 五色田も言ってきた。
「勝ってね」
「よかったな」
「全くだよ」  
 五色田はもう一人の自分に応えた。
「勝ててね」
「やはりドクターマンは渡せない」
「そうだしね」
「あの、お二人って」
 話す二人にアムが尋ねた。
「前から思っていたけれど」
「何かな」
「同姓同名でね」
 そうであってというのだ。
「外見もそっくりだけれど」
「別人だよ」 
 五色田は笑って応えた。
「俺達はね」
「そうなのよね」
「何かお店がある場所もそっくりだよな」
 門藤はこのことも話した。
「駄菓子屋と喫茶店で違うけれどな」
「ああ、そこもそっくりだよな」 
 レオは門藤にまさにと続いた。 
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