八条学園騒動記
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第七百五十四話 未成年なのでその八
「わからないわよ、ただね」
「ただ、どうした」
「歩き煙草とか吸いガラのポイ捨てはね」
そうした行為はというのだ。
「絶対にね」
「駄目だな」
「ちゃんとした場所で吸って」
喫煙場所でというのだ。
「吸いガラもね」
「そこに捨てることだな」
「歩き煙草をして」
エイミーは特にこの行為について話した。
「下に持っていて」
「火が点いた煙草をか」
「そうしていて擦れ違った子供の目にでも当たったら」
「大変だな」
「失明したら」
この時代では普通に手術で治る、最悪機械の義眼で見える様に出来る。そうした医学の技術も発展しているのだ。
「もうね」
「ことだな」
「手術でどうにかなってもね」
エイミーもこのことはわかって言う。
「けれどね」
「そうしたことをすること自体がな」
「アウトでしょ」
「最低の行いだな」
「そうよ、子供でなくてもね」
そうでなくともというのだ。
「擦れ違った人の手に当たって」
「火傷させたらな」
「もうとんでもない額の賠償金を支払わさせられても」
「文句は言えないな」
「最低の行為だからね」
人に怪我をさせる中でもだ。
「もうね」
「賠償金はな」
「かなり支払うべきよ」
「怪我させた分だけじゃなくてな」
「実際そうした判決出るしね」
連合ではというのだ。
「公共に反する行為だから」
「まさにそうだな」
「だからね」
それ故にというのだ。
「賠償金もね」
「怪我は大したものでなくてもな」
「かなりね」
「支払わさせられるな」
「相手が訴えたらね」
そうすればというのだ。
「そうすべきよ」
「そうだな、煙草を吸うにあたってな」
「マナーはね」
「守らないとな」
「何でもマナーは守る」
エイミーは強い声で言った。
「もうそれはね」
「常識だな」
「昔は煙草の火でね」
これが原因でというのだ。
「火事もね」
「起こっていたんだな」
「寝煙草とか火を消し忘れていて」
そうしていてというのだ。
「火事にね」
「なっていたんだな」
「そうよ、煙草はね」
「火事のリスクもあるか」
「火を使うから」
だからだというのだ。
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