八条学園騒動記
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第七百五十三話 文豪で色豪その八
「趣味もね」
「沢山あるわね」
「デュマさんもそっちにいけば」
女遊びではなくというのだ。
「こんなに言われなかったかもね」
「それじゃあね」
ここでメグはこう言った。
「サイクリングはどうかしら」
「自転車ね」
「爽やかで健康に」
「デュマさんがするの」
「どうかしら」
「確かに健康的だけれど」
ジョーは姉の言葉を聞いて述べた。
「けれど何かね」
「何か?」
「デュマさんがスポーツもね」
「イメージじゃないのね」
「そんな気がしない?」
「そう言われたら」
メグもそれはと応えた。
「そうね」
「調べたら書くかね」
「遊ぶか」
「そんな人だから」
それでというのだ。
「確かにね」
「サイクリングはしないわね」
「ピクニックとかもね」
「しそうにないわね」
「むしろね」
そうしたものをするよりもというのだ。
「ゲームとかかしらね」
「自分の小説が原作のとか」
「アニメも観てね」
「楽しんでいたかしら」
「それで汗かくなら」
そうした趣味を持つならというのだ。
「ジムじゃないかしら」
「ジムに通ってなの」
「汗をかいて女の人に向ける体力もね」
「そちらに使うのね」
「そうしてたかもね」
こう言うのだった。
「若しかしたら」
「そうなのね」
「それでね」
そうしたことをしてというのだ。
「ジムとサウナですっきりしてね」
「また執筆ね」
「そうしていたかもね」
「ジム行く作家さん多いらしいわね」
ベスはここでこう話した。
「何でも」
「健康の為によね」
「ええ、身体動かしてね」
「それでサウナにも入って」
「カロリー消費して身体鍛えて」
「身体の悪いもの出してね」
ジョーはさらに言った。
「すっかり健康になって」
「また書くのよね」
「気分転換にもなるしね」
ジムで運動してサウナにも入ることはというのだ、実際にこの時代ジムに通う文筆業の人は多かったりする。
「いいのよ」
「そうなのよね」
「他のお仕事の人でもよ」
「ジムで汗かいて」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「健康を維持してるのよ」
「そうよね」
「いいことだからね」
「運動は」
「サウナもね」
ジムにサウナは付きものである、そして湯舟と水風呂もだ。この時代でもこのことは同じであるのだ。
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