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オズのエマおばさん

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第八幕その四

「火鍋もあるけれど」
「それは注文しなかったわね」
「そうだね」
「そちらは夜にね」
 夕食にというのです。
「食べましょう」
「ええ、それじゃあね」
「その時にね」
「そちらも美味しいから」
 火鍋もというのです。
「楽しみにしていてね」
「それじゃあね」
「そうさせてもらうね」
「ええ、それで四川料理だけれど」
 担々麺や炒飯を前にしてお話するのでした。
「四川省は山が多いのよ」
「この街と環境が似ているね」
 教授が応えました。
「山の麓にあるこの街とね」
「山に囲まれた場所に平地があって」
「それを盆地というのだよ」
「その盆地にね」
 そちらにというのです。
「沢山の人が暮らしているのね」
「あちらはね」
「この街は後ろに山があって」
 そうしてというのです。
「前に平地があって」
「盆地とは違うけれどね」
「山と平地が一緒にあって」 
 そうなっていてというのです。
「似ていると言えばね」
「似ているね」
「だからね」
 それでというのです。
「中華料理も食べようと思っていたけれど」
「四川料理にしたんだね」
「そうなの」  
 まさにというのです。
「そうしたのよ」
「成程ね」
「それでね」
 ドロシーは笑顔でお話しました。
「これからね」
「その四川料理を食べようね」
「そうしましょう」 
 こうお話していただきますをしてからです。
 皆で四川料理を食べます、麻婆豆腐も担々麺も食べてです。
 他のお料理も食べます、すると腹ペコタイガーが言ってきました。
「辛い、けれどね」
「この辛さがいいんだよね」
「ぴりっとしていてね」
 一緒に食べている臆病ライオンに応えます。
「そうしてね」
「食欲をそそるね」
「唐辛子にね」
 この香辛料にというのです。
「山椒もね」
「効かせてくれているね」
「だからね」
 それでというのです。
「凄くね」
「美味しいね」
「食欲がそそられてね」
 そうなってというのです。
「いいね」
「全くだね、どんどん食べられるよ」
「君もだね」
「勿論だよ」
 二匹でこんなお話をしながらです。
 辛く味付けされた水餃子、たれがそうであるそちらも食べて八宝菜も食べます。トトもそうしていますが。
 ドロシーはその中で炒飯を食べながら言いました。 
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