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第百二十九話 運動会の進展その六

「メインのお味噌はね」
「白味噌ね」
「それも京都じゃなくて」
「大阪ね」
「京都もお味噌もまた独特よね」
 富美子がこちらの味噌の話をした。
「本当に」
「そうよね」
 留奈も確かにと頷いて応えた。
「甘いわよね」
「大阪とかのお味噌に比べてね」
「そうなのよね」
「あっちはあっちでね」
「癖あるわよね」
「名古屋の娘が言うには」
 富美子は学園の中の友人から聞いたことを話した。
「同じお味噌でもね」
「違うっていうのね」
「ええ」
 まさにというのだ。
「そうね」
「やっぱりそうよね」
「赤味噌だからね、八丁味噌」
「色が違うしね」
「味だってね、あの濃さはね」
 八丁味噌のそれはというのだ。
「独特よね」
「お味噌の中でも」
「しかも」
「あっちはね」
 留奈は真剣な顔で話した。
「何にでもね」
「お味噌だからね」
「お味噌イコール名古屋って言われる位ね」
「そこまでお料理に使うから」
 富美子はそれでと話した。
「凄いわよね」
「そうよね、まあ私お家は白味噌だけれど」
 留奈はそれでもと話した。
「赤味噌もね」
「好きなの」
「八丁味噌もね、お味噌なら」
 この調味料ならというのだ。
「お味噌汁でも味噌漬けでもね」
「好きなのね」
「ええ、味噌煮込みうどんもね」
 名古屋のこの料理もというのだ。
「好きよ」
「そこまでお味噌好きなのね」
「お醤油とお味噌があったら」  
 この二つの調味料がというのだ。
「かなりね」
「満足出来るのね」
「そうなのよ、お醤油は何があっても外せないし」 
 和食の絶対の調味料と言っていい、和食は何につけても醤油を使うことからはじまると言っていいものだからだ。
「それにね」
「お味噌ね」
「これもあったら」
 それならというのだ。
「私的には」
「かなり助かるのね」
「勿論お酢、お塩、お砂糖も必要よ」 
 この三つの調味料はというのだ。
「さしすせそはね」
「調味料のね」
 理虹がまさにと応えた。 
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