オズのエマおばさん
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第七幕その四
「大切なことは馬と心を通わせることだよ」
「乗っている馬とですね」
「何に乗ってもね」
そうしてもというのです。
「その相手とね」
「心を通わせることですね」
「そのことが大事でね」
そうであってというのです。
「それでだよ」
「乗馬もですね」
「是非ね」
まさにというのです。
「乗っている馬とね」
「心を通わせることですね」
「しかもオズの国は生きものも喋られるね」
弟さんはこのこともお話しました。
「そうだね」
「そのことも大きいですね」
「だから馬にどんどんね」
「お話することですね」
「そうしてね」
そのうえでというのです。
「心を通わせようね」
「わかりました」
カルロス達五人は弟さんの言葉に頷きました、そうして五人共それぞれが乗っている馬に話しかけてです。
お話をしながら乗馬をしました、ドロシーはそんな五人を見てお話しました。
「それでいいのよ」
「馬君達とお話する」
「そうしてね」
「ええ、オズの国では生きものも喋られるから」
一緒にいる臆病ライオンと腹ペコタイガーに応えました。
「だからね」
「いいんだね」
「今の風で」
「とてもね、そしてね」
ドロシーは二匹にさらにお話しました。
「お馬さん達とね」
「心を通わせる」
「そうしていってね」
「乗馬をしていく」
「そうするのがオズの国の乗馬だね」
「そうよ、私も乗馬はオズの国に来てはじめてしたわ」
ドロシーもというのです。
「そうしたわ、けれどね」
「それでもだよね」
「馬君達とお話をしながらだね」
「はじめてね」
そうしてというのです。
「やっていってね」
「上手になったね」
「ドロシーもね」
「そうよ、お話はね」
このことはというのです。
「それが出来たらね」
「是非しないとね」
「そうしてお互いを知らないとね」
「何も上手に出来ないわ、乗馬もそうでね」
「他のことだってね」
「お話出来たらしないとね」
「駄目よ、お話がね」
これこそがというのです。
「心と心を通わせて」
「お互いを知って」
「あらゆることを上手くいかせるね」
「そうしたものなのよ」
臆病ライオンと腹ペコタイガーに笑顔でお話しました。
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