オズのエマおばさん
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第七幕その三
「お空でも地中でも海底でもね」
「どの人達もですね」
「お家で暮らしていてね」
「お仕事を持っていますね」
「だから遊牧民の人はね」
どうしてもというのです。
「少ないわ、僅かと言ってもいいわ」
「オズの国の遊牧民の人達は」
「ええ、けれど乗馬はね」
このスポーツはというのです。
「盛んよ」
「そうなんですね」
「とてもね、それで今からね」
「僕達もですね」
「乗馬をしてね」
「楽しむんですね」
「そうしましょう、オズの国の鞍と鐙、手綱には魔法がかけられていて」
そうなっていてというのです。
「絶対に落馬しないから」
「安心して乗馬が出来ますね」
「そうだからね」
「乗馬も安全にですね」
「出来るわよ、じゃあいいわね」
「今から乗馬をします」
こうお話してでした。
皆で馬に乗って乗馬をはじめました、まずは歩いてです。
少しずつ足を速めさせてそうして走りもします、また歩いて走ってそうしながらお喋りもしてです。
乗馬を楽しみますがカルロスはその中でこんなことを言いました。
「乗馬もいい運動になるね」
「そうよね」
「こうしてやってみたら」
「ただ馬に乗っているだけじゃなくて」
「結構な運動よ」
「足を動かして手も使って」
恵梨香達四人に言います。
「足腰も踏ん張って」
「背筋も使うし」
「しょっちゅう腰を上下させるし」
「もう何ていうかね」
「全身運動よ」
「だからスポーツなんだね」
「そうだよ、乗馬はまさにスポーツでね」
教授は快適な感じで馬に乗りつつカルロス達に言ってきました。
「全身を使うものだよ」
「結構激しいですね」
「カロリーを消費しますね」
「足腰も鍛えられて」
「いいスポーツですね」
「これはまた」
「そうだよ、だからね」
それでというのです。
「毎日する人もいるよ」
「健康の為にね」
モジャボロも言ってきました。
「昔は軍人さんは絶対にだよ」
「軍隊には馬は欠かせなくて」
「騎兵隊もあるしね」
カルロスに笑顔でお話します。
「オズの国では今もね」
「騎兵隊がありますね」
「だからね」
それでというのです。
「皆毎日ね」
「乗馬をされていますね」
「オズの国の軍人さんはね」
「そうして乗馬が上手になって」
「身体も鍛えているよ」
「そうなんですね」
「そしてね」
弟さんも馬に乗っています、見れば見事な手綱捌きです。
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