星河の覇皇
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第八十六部第四章 エウロパが受けた衝撃その十八
「そしてだ」
「教育に携われていて」
「そしてですね」
「そのうえで、ですね」
「イタリアの教育に尽力されていますね」
「少しでもよくしようと」
「連合全体とまではいかないが」
それでもというのだ。
「やはりな」
「左様ですね」
「ではですね」
「そうした人物については」
「全くの無為な人物は」
「残念だ、だが無理にどうしろと言ってもだ」
それでもというのだ。
「動かない者はな」
「動きませんね」
「そして成長しませんね」
「中にはそうした者もいますね」
「世の中はな、ただだ」
それでもというのだ。
「そうした者がいることはな」
「残念ですね」
「そう思われますね」
「その様に」
「そうだ」
こう周りに話した。
「私はな」
「左様ですね」
「そうした人については」
「どうも」
「私はな、しかしな」
フレッセルはさらに話した。
「それは無理強いしてもな」
「何にもならない」
「本人にやる気がないと」
「どうしてもですね」
「そうした人物については」
「本人がやる気を出す」
それまではというのだ。
「私は待つsかない、そしてだ」
「そこでもですね」
「待つことですね」
「待つことが大事なのですね」
「教育は」
「そうだ、待てないならな」
それならばというのだ。
「もう教育は出来ない」
「左様ですね」
「男爵の言われる通りです」
「人が育つには時間がかかる」
「そしてそれは生涯のもの」
「そしてやる気を出す時も待つ」
「そのことも待つことだ」
こちらもというのだ。
「それが教育だ、そして今大事に思うことは」
「はい、そのことはですね」
「一体何であるか」
「そのこともお話してくれますか」
「この場で」
「職業や技能は一つだけではない」
このことを言うのだった。
「数多くの仕事があるな」
「この世には」
「それはそうですね」
「軍人、官僚だけでなく」
「それは実に多いです」
「まさに星の数だけあります」
「そのほぼ全てがだ」
あらゆる職業がというのだ。
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