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スーパー戦隊超決戦

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第十五話 発見その五

「お話を聞きますと悲しい人ですね」
「そうだよな」
 ゼットも否定せずに応えた。
「寂しくてな」
「そうした方で」
「ギアが崩壊した時の話を聞くとな」
「そう思ってしまいますね」
「どうしてもな」
「孤独は辛いものだ」
 カオスもそれはと述べた。
「だからな」
「それでだよな」
「うむ、彼もだ」 
 カオスはゼットに深く考える顔で話した。
「もう孤独は味わいたくないのではないか」
「そうかもな」 
「今も孤独だと思われるが」
 そのうえで彷徨っているのではというのだ。
「だが我々はだ」
「そのドクターマンを迎えるんだな」
「仲間としてな」
「それがいいな」 
 牙鬼萬月はまさにと頷いた。
「俺達だって仲間同士だからな」
「それで楽しくやってるしね」
「それも仲よく」 
 モルボレロとアイスロンドも話した。
「だったらドクターマンさんも」
「仲間に迎えないとね」
「そうだよ、どうせ一緒にやってくならな」
 牙鬼はモルボレロとアイスロンドにまさにと応えた。
「仲よくが一番だろ」
「その通りじゃ」
 有明の方もまさにと言った。
「思えば狐とも仲よくやっておくべきであったな」
「兄上だしな」
 牙鬼もまさにと応えた。
「成仏されていなかったなら」
「仲間にしてのう」
「仲よくしていくべきだったな、兄上が当主でな」
 牙鬼家のというのだ。
「そうあるべきだったな」
「全くじゃ」
「そうだよ、ドクターマンさんだってな」 
 アザルドも言って来た。
「俺達が見付けたらな」
「はい、仲間としてです」 
 ナリアが応じた。
「共にです」
「やっていこうな」
「仲間、お友達として」
 その間柄でというのだ。
「やっていくことです」
「そうだよな」
「そして知恵をお借りして」
「俺達がこれからどうしていくべきかな」
「考えていきましょう」
「是非な」
「まあ世界征服とかはどうでもいいな」
 ヤーブンはそれはと話した。
「別にな」
「そうですね、最早そうしたものは求めても意味はありません」
 ナリアはヤーブンに率直な声で答えた。
「私達が無事に豊かに暮らせるなら」
「もうそうしてるしな」
「既に。後はそれを長くです」
「やってくにはどうすればいいかだな」
「その知恵をです」
「ドクターマンさんに借りたいところだ」
「ですから探していますが」 
 そうであるがというのだ。 
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