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異界って本当に怖いのか?

作者:Neネオン
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マジョリアと吸血鬼

 
前書き
最近の吸血鬼は凄いな 

 
ルイはマジョリアと話していた。「それでさあマリクがさあアップルパイ作るって言ってるのに『リンゴの代わりにパイナップルでも良いんじゃない?』とか言ってさあ」マジョリアはそう言いクッキーを噛み砕いた。するとマジョリアは妙な気配を感じ取ったのか周りを見渡し始めた。そして照明の上のコウモリを見、言った。「鎖不正信癌またお前か。いい加減私の首狙うのやめろ。」それを聞いたコウモリは徐々に大きくなりマントとスーツを着た口が三つある黒い翼の生えた人間の様な姿に変わった。その人間まあ鎖不正信癌はニヤリと笑い三つの口それぞれの上の剣歯を見せる様にし言った。「あれま、バレてしまいましたか…」ルイはマジョリアを見ながら言った。「よく鎖不正信癌のこと気づけましたね。」その疑問にマジョリアは溜め息をついた後回答した。「私が何度コイツに血液吸われたと思ってるんですか…」鎖不正信癌は言った。「んー軽く見積もって500回ぐらいですかねぇ」それを聞いたマジョリアはパイプハンマーと釘を取り出した。恐らく鎖不正信癌の心臓を釘で貫き通すつもりなんだろう。そうしたら数時間は動けなくなるだろう。それに気づいた鎖不正信癌は両手を胸の前に出し後ろに少しずつ下がり言った。「お…おいお前吸血鬼だからといって再生が早い訳じゃないんですよ?(汗)」鎖不正信癌は少し汗をかいていた。マジョリアは無言で近づいていく。そして鎖不正信癌はマジョリアから逃げるために星型のクッキーの入ったお皿を投げつけた。それによりクッキーが床に散らばったがそんな事はどうでもいいと言わんばかりにコウモリになって逃げて行った。吸血鬼のくせに落ちている物を数えようとしないのは違和感があるがそれほど切羽詰まっていたのだろう。マジョリアは逃げていく鎖不正信癌の心臓を隠し持っていたネイルガンで思いっきり撃ち抜いた。さすがは何那由他年ずっと狙われているだけはある。マジョリアは鎖不正信癌の死亡を確認した後席に戻ってきて言った。「本当アイツいい加減標的を変えて欲しい。アイツに噛まれると何か麻薬吸ったときみたいに頭がボーってなるし。ちょっと長い間噛まれてると意識が朦朧としていつの間にか眠らされるし。」それを聞いたルイは思った。(意識が朦朧とする…睡眠薬の代わりになるんじゃね?) 
 

 
後書き
鎖不正信癌さんは吸血鬼です。(日光、聖水、ニンニク、十字架は効かない模様) 
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