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ハッピークローバー

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第百二十五話 応援その二

「胸よ」
「そっちになるの」
「胸が大きいとね」
 そうであるならというのだ。
「本当にね」
「七難隠すの」
「そう思うわ」
「それは気のせいじゃないかしら、うちの弟が言うには」
 クラスメイトに明男の話をした。
「小さくてもね」
「いいの」
「むしろ小さい方がね」
 明男としてはだ。
「いいってね」
「言ってるのね」
「そうなの」
「そうした人もいるのね」
「人の好みはそれぞれで」
 異性のそれはというのだ。
「胸もね」
「小さい方が好きな人もいるのね」
「そうみたいよ」
「いや、私ずっとね」
 クラスメイトはそれこそとだ、かな恵に話した。
「男の人って胸はね」
「全部の男の人がなのね」
「大きい方が好きだってね」
 その様にというのだ。
「思っていたけれど」
「それがなのよ」
「違うのね」
「そこも人それぞれで」
 胸の大きさもというのだ。
「どうも。私の想像だけれど」
「それでなの」
「明男巨大な胸はね」
「巨乳どころか」
「漫画である様な」
 そうしたというのだ。
「おっぱいの一つ一つがお顔より大きい」
「いや、ないから」
 その大きさを聞いてだった、クラスメイトはかな恵に即座に言い返した。顔は全否定したものになっている。
「それは」
「そこまで大きいと」
「人の頭より大きいのよね」
「おっぱい一つ一つがね」
「それってリアルスイカップじゃない」 
 クラスメイトはこうも言った。
「幾ら漫画でもね」
「ないわよね」
「有り得ないわよ」
 それこそというのだ。
「もうね」
「けれどね」
 それがというのだ。
「どうもそうした漫画だとね」
「そこまで大きい場合あるの」
「有り得ない位ね」
 そう言っていいまでにというのだ。
「そうみたいよ」
「そこまで大きくなりたくないわ」
 クラスメイトは眉を顰めさせて述べた。
「サイズで言うと九十がね」
「限界?」
「せめて九十二かしら」
 これ位だというのだ。
「もうね」
「それ以上はいいのね」
「だから有り得ない位大きいのも」
 それもというのだ。
「かえってね」
「嫌なのね」
「適度に大きいのが」
 かな恵に真剣な顔で話した。 
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