もしも、あらゆる異世界・平行世界に未来ラグナの力(銀気闘法)を拡散(伝授)したらどうなるのか?
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烈火の炎の世界に銀気使いが誕生したら…。
前書き
治癒の少女は魔道具の魔力(陰気)とは相反する力の陽気だと言われているので、天然の波紋戦士(陽気闘法)みたいな存在だと思いました。
森光蘭の戦奴隷にラグナみたいなのがいて、裏麗から蓮華の専属執事になった者が蓮華にレオニカみたいに気に入られ、好かれた男が未来ラグナの力を受け取る話。
俺の名前は紅研、森光蘭様に拾われ(買われ)蠱毒のような地獄の選抜をなんとか生き残り、裏麗のメンバーに入った男だ。森からはロクでもない命令があったが、感情どころか心を殺してこなしてきた。
ある日、突然人喰いの化け物となった森(天堂地獄)から養女の蓮華様の専属執事になるように命じられた。彼女は紅様に似ていた。どうやらクローン技術を使って製造された遺伝上は紅麗と紅様の子供らしい。森様も罪な者を作る。
専属の執事になってみて彼女には苦労させられた。常人ならば命懸け、というか裏麗の暗殺者でも命懸けで使えるレベルだった。
彼女の才能は紅麗様と同等の神童だ修行すれば、彼を越えられるかもしれない。彼女は才能は異常に高いが修行で鍛えたわけではないから全快状態の彼には敵わないだろうな。
彼女のことは何故か放っておけなかった。森様が性交渉して無垢な彼女を玩具みたいに操っていると知ったとき森様いや森を殺したくなった。しかし自分では今の奴には勝てないだろう。悔しい。
そんなことを思いながら日々を過ごしていたら、夢を見た。竜と呼ばれるまるで今の森のような人類の天敵が存在する世界。その竜を滅ぼすために生きている男の夢を地獄を見た。
彼の拷問のような人生を見続けたら、彼に問われた。
「お前は、今力が欲しいか?自分が大事な人を怪物から救いたいと思っているのか?」
その問いに私はハイと答えた。
「ならば、与えよう」
そう言って男は私の心臓に銀色の剣を突き刺した。
「すぐには発現しない、今回は急ぎというわけではない時間をかけて馴染ませろ俺の強さをその力をすぐにでも発揮したいときは自分の大事な人が死にかけているときだ。その時が来たら悔いがないように全力で生きろ」
そう言われた後、私は夢から覚めた。
私が寝ている間に火影と麗の連中が攻めてきた。森を蓮華様を殺すつもりだ。森はどうでもいいがむしろ死ねと思うが蓮華様だけは生かしたい、死なせたくない。
蓮華様が紅麗に敗北し逃亡を図り、精神不安定なまま森に天堂地獄に助けを求めていった。紅麗に敗北した彼女は奴にとって用済みの存在で失敗作。奴に吸収される、殺される、彼女は助けを求めている、助けたい、救いたい、死なせたくない、最強にならねば、今最強になりあの竜と同じ人喰いの化け物を滅しないと…。
ラグナ…、俺に<最強>をくれ。
そう強く願った時、私の身体に異変が起きた。身体から魔道具が嫌うエネルギーが漏れ出した。天堂地獄はそれを本能的にまずいと感じ取ったのか蓮華様を喰らうことを辞め私を殺しにかかってきた。銀気に触れて氷りつき、今のままでは壊されるかもしれないと判断し、奴は治癒の少女を喰らいにかかった。火影たちはそれを阻止しようとしたが吸収体によって治癒の力を略奪された。
治癒の力で不死の怪物へと進化した天堂地獄は超人的な紅麗でも滅ぼすことが難しい、奴は量産魔道具の偽火を吸収体に食わせて炎熱耐性を得たのか炎の効き目が薄い。紅麗を疲弊させた後、私を殺しに来たがラグナから継承した銀気闘法と無限に近い銀気の前では魔力で生きている魔道具の悲しさゆえか魔力を停止させる銀気とは相性最悪だ。
奴は炎を克服したと鷹をくくっているのがむかついたので、銀気を炎の形に形状操作して銀の炎弾や火炎放射(魔力にとってアイスファイヤ)で奴の余裕を絶望へと変えてやった凍り付いた体の部位を切り離し不死の再生力で身体を癒したが、私の銀気は銀気回復光速増幅して無尽蔵にあり光速で動けるので、上位竜並みの強さしか感じられないやつに負けるわけがないのだ。今の私は並みの上位竜を瞬殺してもおかしくない強さだ。
蓮華様を絶望死させようとしたクズは死ね。
銀気で奴の魔道具の核に機能不全を起こさせたら、不死性も劣化し始め奴は私に命乞いをしたが生かしておけば人類にとって害にしかならないので、敬意をもって奴には狩竜閃を越える竜王用の奥義を喰らわせ滅した。何か叫んでいた気がするが銀気で思考も凍り付いてロクにしゃべれなかったな(笑)
奴を滅ぼした後、火影の歴史が終わり始めた、魔道具と炎術師の能力が消滅した、蓮華様は炎熱操作能力が消失した以外は特に変わらなかった。
治癒の少女は、彼女の魂魄だけでも救わなければならないと火影のトップ花菱烈火が八竜同時召喚をして治癒の少女を自身の炎の型へと変化させ肉体が消滅していなかったおかげで蘇生できた。紅麗のほうは肉体が消滅していたため、磁生と紅様はそのまま成仏した。火影の力が完全消失する前に奴は時空流離という時空移動をして消えた。
あの戦いが終わってから、裏麗は解散した、森財団はいやな思いでしかないので、父親がいなくなりどうしていいかわからないため泣いている蓮華様、いや蓮華を捕まえて社会に出られるようになるまで面倒をみますよと彼女に告げたらなんとか泣き止んだ。
それから彼女に世間の常識を教えたり、一緒に学んだりした。ラグナの記憶の中にレオニカという蓮華様に似て神童を世話した時の感情と私の蓮華様への思いが重なり、なぜか涙がこぼれた。
蓮華はそれをみて不思議そうに見つめたが、すぐになにもなかったように笑った。
彼女のことは最期まで面倒を見よう、ラグナの力を得て寿命がいくらか知人だが老人と呼べる年齢くらいはギリギリ生きられるだろう。
終わり
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