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スーパー戦隊超決戦

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第九話 山が多い国その七

「けれどね」
「まんざらじゃないな」
「正直嬉しいわね」
 笑顔で言うのだった。
「そんな魅力あるのかって思ってね」
「そうなんだな」
「だから今機嫌いいわよ」
「そうだよな」
 テッキュウも人間の姿で言ってきた。
「今のマーダッコはな」
「いけてる?」
「うむ、しかし兄ちゃん逃げたな」
「ん?って目を向けたらね」
 そうすればというのだ。
「私の眼光にびびってよ」
「確かに眼光は鋭いな、結構小柄だが威圧感もあるしな」
 そうした雰囲気だというのだ。
「やはりな」
「普通の兄ちゃんだと逃げるのね」
「マーダッコだとな」
「残念ね。メアド好感して時間がある時に遊んであげるのに」
「随分人間の世界に馴染んできたな」
 ククルーガはそんなマーダッコの言葉を聞いて思った。
「マーダッコも」
「そうかしら」
「うむ、それにこの前絵を描いていたな」
「あら、見てたの」
「かなり上手だった」
 マーダッコの絵はというのだ。
「何なら何処かで発表すればどうだ」
「じゃあ考えてみるわね」
「それではな」
「ええ、しかしね」 
 マーダッコはさらに言った。
「私も人間の世界が気に入って来たわ」
「そして人間自身もだな」
「低能かと思っていたけれど違うわね」
「むしろかなり面白い」
 エリードロンも言ってきた、皆今は人間の姿である。
「そうだな」
「ええ、見ていて飽きないし」
「話してもな」
「かなり面白いわ」
「そうだな」
「だからね」
 マーダッコはさらに話した。
「これからもこうしてよ」
「人間の姿でだな」
「いる時を作るし遊ぶこともよ」
「していくな」
「ええ、そうしていくわ」
「そうするな」
「これからもね」
 こうした話をしつつドクターマンを探していた、彼等も彼等で動きまた気付いたり変わったりしているところもあった。
 そんな中でだ、ステイシーは今はゴールドツイカーの一家と一緒に銀座を歩いていたが。 
 昼の銀座を歩きつつだ、彼はこんなことを言った。
「夜も有名な場所というけれど」
「ああ、飲みに行ってな」
 ゴールドツイカーが応えた。
「そうしたお店でな」
「そうだね」
「そして昼は昼でな」
「この賑わいだね」
「いい場所だろ」
「うん、ずっと気付かなかったよ」
 ステイシーは銀座を見回しつつ答えた。 
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