スーパー戦隊超決戦
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第九話 山が多い国その六
「終わったから」
「ああ、さっきラッキーが調子おかしいって言っていたね」
「お湯の出が悪かったんだ」
そのラッキーが出て来た。
「それでバランスに話したんだ。
「もう修理出来たから」
「これで安心して入られるな」
「そうなったよ」
「風呂にも入らないとな」
スティンガーも風呂について話した。
「よくない」
「そうそう、腰にもいいんだよねお風呂って」
ショウは風呂と聞いてこう言った。
「最近僕ちん腰の調子いいけれど」
「お風呂で腰を温めているか」
「そのお陰でね」
「それは何よりだな」
「腰が悪いと」
ラッキーはまた言った。
「本当によくないからな」
「辛いよ、時々でもぎっくり腰になると」
ショウはその腰を摩りつつ話した、それはまさに腰を痛めたことのある者ならではの仕草であった。
「そうだからね」
「よく治さないとな」
「そうなんだよ」
「そのことも考えて」
またバランスが言ってきた。
「治したから」
「有り難うね」
「腰が治ったらなら問題はないな」
ナーガもショウに言ってきた。
「俺も行くから」
「うん、葛飾にだね」
「今から出発しよう」
「それじゃあね、しかし葛飾とはいいね」
ショウはこれから行く場所の話もした。
「粋だよ」
「粋か?」
「うん、粋だよ」
ガウにも話した。
「全く以てね」
「あそこはそうか」
「下町だね」
ショウはこうも言った。
「それがある場所だよ」
「だから行ってもか」
「楽しめるよ、そして楽しみながら」
そうしつつというのだ。
「ドクターマンを探そう」
「それじゃあな」
「若しかしたらジャークマターがいるかも知れないけれど」
敵である彼等がというのだ。
「それでもだよ」
「楽しむんだな」
「会って戦いにならない限りね」
そうならない限りはというのだ。
「そうしていこう、じゃあ皆で行こう」
「それじゃあな」
ガウも頷いた、そうしてだった。
キュウレンジャーの面々は葛飾に出てドクターマンを探した、その葛飾では。
人間の姿になったイカーゲンがやはり人間の姿になっているマーダッコにだった、こんなことを言っていた。
「人間になるとな」
「お互いわからないわね」
「全くだな」
「私もそう思うわ。いやさっきね」
マーダッコは嬉しそうに話した。
「ナンパされたわ」
「そういえば高校生くらいの兄ちゃんに声かけられてたな」
「いや、人と一緒だからって断ったけれど」
それでもというのだ。
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