星河の覇皇
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第八十六部第二章 教育改革その二十五
「私はより学びたいしだ」
「学ぶ必要がある」
「そう言われるのですね」
「首相としては」
「そういうことだ、しかしキロモト大統領はな」
この人物のことをまた話した。
「その指導力が凄い」
「ではあの方からですか」
「そのことを学ばれますか」
「そうされますか」
「そうしたい」
是非にというのだ。
「これからな、人を見ることもだ」
「学ぶことですね」
「人の行いを見ることも」
「それも学ぶことで」
「成長の元になりますね」
「だからだ」
それでというのだ。
「私もだ」
「今は、ですか」
「キロモト大統領を見ますか」
「そうされますか」
「そうする、私にも為したいことがあるからな」
今言ったことをだ。
「メキシコを今以上にだ」
「豊かな大国にして」
「医療も改革する」
「そうされたいのですね」
「特に医療だ、村に医師がいなくてだ」
看護師もである。
「遠くまで行ってという話があるな」
「はい、あります」
「実際に」
「それで困っている市民もいますね」
「社会問題にもなっています」
「過疎の問題があってだ」
この時代でもこの問題があり各国で問題になっている、そしてそれはメキシコも同じでありガラサも考えているのだ。
「それをどうするか」
「深刻な問題ですね」
「実に」
「それで、ですね」
「首相にしましても」
「そのことをだ」
過疎地の医療のことをというのだ。
「解決したい」
「その為にですね」
「大統領になられ」
「力を注がれたいのですね」
「政治家になった時から取り組んでいることだが」
そうした問題だが、というのだ。
「やはり大統領になるとな」
「より一層ですね」
「改革を行える」
「だからですね」
「メキシコの医療全体を改革してだ」
そうしてというのだ。
「解決する必要があるとも思う」
「だからこそですね」
「過疎地にも医師が確実にいる」
「その様にしたいのですね」
「メキシコは医師は多い」
この時代のこの国はというのだ。
「このことは事実だ、しかし医師は都市に集中していて」
「過疎地にはですね」
「一人もいないことが多い」
「それをどう解決するか」
「それが問題ですね」
「私の選挙区も過疎地がありだ」
そうしてというのだ。
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