博士の挑戦状
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第百二十九話
第百二十九話 その日になって
ティーパーティーが行われる日になった、すると華奈子と美奈子の家に二人以外のくらうんのメンバー五人が開始十五分前に揃ってきた。
玄関で五人を迎えてだ、華奈子はやや驚いて言った。
「揃ってきたの」
「一人ずつかって思ってたわ」
美奈子もやや驚いて言った。
「今日は」
「そうよね、お家皆結構離れてるし」
「それじゃあね」
「一回公園で集合したの」
梨花が二人に答えた。
「揃って行った方がいいってお話してね」
「それでなの」
「皆で来てくれたの」
「そうなの」
二人ににこりと笑って答えた。
「実はね」
「そうだったのね」
「どうしてかって思ったら」
「それでね」
今度は美樹が話した。
「私達皆お菓子持って来たから」
「色々買って来たのよ」
赤音は楽しそうな顔で言った。
「だからね」
「色々食べましょう」
春奈の顔はにこりとした優しい笑顔だった、その笑顔での言葉だ。
「お菓子もね」
「紅茶用意してくれてるわね」
美樹はこのことを尋ねた。
「もう」
「お湯もミルクもね」
「勿論ティーパックもよ」
華奈子と美奈子は揃って答えた。
「用意してあるわ」
「だから安心して」
「それならね」
赤音は二人の返事を受けてにこりとなって応えた。
「今からはじめましょう」
「上がっていい?」
春奈は二人に許可を求めた。
「そうしていい?」
「当たり前でしょ」
「皆上がって」
二人もにこりと笑って答えた。
「少し早いけれど」
「早速はじめましょう」
「それじゃあ」
五人は笑顔で頷いた、そうしてだった。
それぞれ二人の家に上がった、そしてリビングに入ってそこでティーパーティーの用意を皆でしたのだった。
第百二十九話 完
2024・1・6
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