スーパー戦隊超決戦

「それならじゃ」
「ああ、萬月様を盛り立ててな」
「次のお館様じゃ」
「そうなってもらおうな」
「それでじゃ」
　晦はさらに言った。
「我等も励もうぞ」
「萬月様の為にもな」
「俺もしっかりしねえとな」
　その萬月も言ってきた。
「親父に兄上のことを考えるとな」
「それならなのね」
「ああ、やっぱり家の主になるんだ」
　ドーナツを食べているエスケイプに答えた。
「それならな」
「真剣になのね」
「何でもやっていってな」　
　そうしてというのだ。
「牙鬼家を栄えさせねえとな」
「うむ、お館様も狐も大きなものを残してくれた」　
　有明の方は萬月の言葉を桃饅頭を食べつつ頷いて述べた。
「萬月を覚悟させてくれた、ならわらわ達も励もうぞ」
「萬月殿を盛り立てていきますね」
「左様」
　エンターにその通りだと答えた。
「そうするぞ」
「いいことです。私もです」
　エンターはキャラメルを口に入れた後で答えた。
「今はです」
「そうすることがであるな」
「いいと思ってます、まだヴァグラスがこれから何をしていくか」
「決めておらんか」
「はい、ですがそれでもです」
「しかとことを行っていくか」
「そうしていこうと考えています」
「正直地球をどうとかは皆考えなくなっているな」
　膜インはシュークリームを食べつつエンター達の言葉に頷いた。
「言われてみれば」
「正直どうでもいいよな」
　筋ゴグンもハーブティーを飲みつつ頷いた。
「今の俺達は」
「そうだな」
「本当にな」
「そんなことよりもだ」
「今はこうして一緒にドクターマンを探すことだな」
「そして知恵を借りんとな」
「知識もな」
「正直領土なぞはどうでもいい」
　エリードロンは言い切った。
「最早な」
「うむ、人間は人間で勝手に生きていればいい」
　ネロはクッキーを食べるエリードロンに自らはストレートティーを飲みつつ応えた、それは本心からの言葉だった。
「わし等はわし等だ」
「これからどうしていくかだ」
「何なら皆で楽しくやってく？」
　こういったのはヨドンナだった。
「それならね」
「この面々でか」
「不思議と皆馬が合ってるしね」
「仲がいいからか」
「だったらね」
　それならというのだ。
「もうこのままね」
「仲よくか」
「やっていく？中には領土とかある組織もあるしね」
「そうですね、それぞれの世界でそうなっていますし」
　グリッタはヨドンナのその提案にまんざらでもないといった声で答えた。