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スーパー戦隊超決戦

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第七話 冷静さを守りその五

「到底な」
「だからですか」
「俺は今以上にだ」
「成長されますか」
「学び経験を積んでだ」
 そうしてというのだ。
「大きくなりな」
「戦隊の者達にも勝ち」
「皇帝としてもだ」
 その立場からもというのだ。
「大きくなりたい」
「そうお考えですね」
「今はな」
「おう、それ言うと俺もだよ」
 ゼットはギルの言葉を受けて笑って言ってきた。
「仮にも国の主だからな」
「それではだな」
「国と国民の為にな」
「うむ、常に身と心を砕いてだ」
「何でもやっていかないと駄目だしな」
「それにだ」
 ギルはさらに言った。
「結果を出せねばならない」
「絶対にな」
「その結果を出す為にはだ」
「俺達もそれなりのものにならねえとな」
「結果は後からついてくるものというが」
「努力した結果だからな」
「まさにな」
「おお、皇帝さん達はわかってるな」 
 ヤーブンは二人のやり取りを聞いて唸って述べた。
「これはどっちも将来が楽しみだな」
「おお、ヤーブン殿もそう思うか」
「ああ、そうさ」
 モルクにその通りだと答えた、そうしつつ自分の紅茶を飲む。その紅茶はノンシュガーのストレートである。
「心ってやつを見たぜ」
「それは何より。陛下は大きくなられた」
「全くです」
 ダマラスも言ってきた。
「こうなればです」
「成長しなければって思ってな」
「国と国民のことを大事にしてくれるなら」
「もうな」
「我等がお助けして」
 そうしてというのだ。
「盛り立てていくだけです」
「そうだよな」
「今の俺達はボスはいないけどな」
 アザルドはそれでもとだ、マシュマロを食べながら言った。
「それでも組織としてな」
「はい、やっていかねばなりません」  
 ナリアがまさにと答えた。
「ジニス様がおられずとも」
「そうだよな」
「今組織として何をするかは」
「ドクターマンさんってのは探す以外はな」
「これといって考えていませんが」
 そうであるがというのだ。
「しかしです」
「色々やることは多いからな」
「こうした時こそしかとです」
「やっていかないとな」
「俺達も今はお館様不在だけれどな」 
 蛾眉は自分達のことを話した、そうしてから小さなチョコレートを自分の口の中に入れてその味を楽しんだ。
「けれどな」
「それでもじゃ、我等には萬月様はおられる」
 晦はレモンティーを飲んでから応えた。 
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