スーパー戦隊超決戦
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第六話 運命が来てその六
何人かいた、そしてそれぞれ名乗った。
「桃井タロウだ」
「猿原真一という」
「犬塚翼だ」
「雉野つよしです」
「桃谷ジロウです」
まずは彼等が名乗り。
「ソノイだ」
「ソノニだ」
「ソノザよ」
「ソノシよ」
「ソノゴだ」
「ソノロクよ」
「五色田介人だ」
最後にマスターが名乗った。
「また会ったな」
「ああ、本当にお互い思うよな」
「そっくりだとな」
「まことにそっくりだな」
猿原も二人をそれぞれ見て述べた。
「二人共」
「そうだよな」
「うむ、私が見ても思う」
気難しそうに顎に右手を当てて述べるのだった。
「君とマスターはそっくりだ」
「名前も一緒だしな」
「世の中奇妙なこともあるな」
「全くだよ」
「ですが雰囲気は全く違いますね」
雉野はこのことを指摘した。
「お二人は」
「そうだな、そっくりなのは外見と名前だけだ」
桃井は腕を組んで述べた。
「他にはな」
「似ているところはないですか」
「別人だ」
こう雉野に話した。
「二人はな」
「桃井君が思うに」
「そうだ、外見と名前が同じでも魂が違うならな」
そうであるならというのだ。
「その人はだ」
「別人ですね」
「そうだ」
「そうだな、それでこれから話を聞きたいが」
犬塚は五色田とラッキー、既に自分達と一緒に着席している二人に声をかけた。
「いいか」
「うん、俺達も話したいしそっちのお話もね」
「聞きたいな」
「だからね」
「まあね、私達も生き返ってね」
ソノシが言ってきた。
「何でかって思ってるけれど」
「もうあっちにはいたくないからな」
ソノゴも言うのだった。
「こっちに来た」
「今じゃここに住み込みで働いてるわ」
ソノロクはこう話した。
「それぞれのお仕事見付けてね」
「私も気付けば正業を営んでいる」
猿原も述べた。
「ウェブ作家として確かな収入を得ている」
「頑張ることだ」
ソノイは猿原に強い言葉で述べた。
「やはり生計を立てているとな」
「いいな」
「それだけで違う」
まさにというのだ。
「まことにな」
「そうだな」
ソノザも頷いた。
「私も今では働いている」
「私の担当なのよね」
鬼頭が笑って応えた。
「それで二人三脚でやっていってるわ」
「働くとな」
ソノザはさらに言った。
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