八条学園騒動記
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第七百三十八話 銀の薔薇その十三
「人間性も最低で」
「お仕事も全く出来ないっていうか」
「努力全くしないね」
「そんなヤクザ屋さん以下の人達がなる」
「そんなお仕事だから」
「エウロパのスパイになってもね」
レミも言った。
「不思議じゃなくて」
「実際に多いのよね」
「だからね」
こうした現実があるからだというのだ。
「連合だとね」
「マスコミは全く信用されてなくて」
「特にテレビがね」
「嘘ばっかりでまともな取材もしてないし」
「態度も悪いし」
「そんなのだからね」
「取材の時も」
この時もというのだ。
「普通にね」
「勝手に機密文書とか見て」
「許可なく報道したり」
「最悪エウロパに情報流すとか」
「信用されなくて当然ね」
「本当にね」
「そう考えたら」
レミはまた言った。
「スパイ活動をするなら」
「この辺りはないわね」
「絶対にね、首都星系に行って」
「潜入してね」
「信用されてないにしても取材はするから」
それ故にというのだ。
「やっぱりね」
「マスコミ買収した方がいいわね」
「そうよ、まあね」
ここでレミはこうも言った。
「大学の先生買収してね」
「エウロパに都合のいいこと言ってもらうのね」
「こうしたやり方もあるけれどね」
「実際に大学教授もね」
七海は連合のこの職業に就いている者達の話もした、こちらもその質は非常に評判が悪いことえ有名である。
「スパイに抱き込まれてね」
「言ってるのよね」
「そうした人多いのよね」
「人間の屑って言ったら」
レミはこうも言った。
「マスコミと学校の先生」
「大学の教授さんも学校の先生だしね」
「連合じゃそうだしね」
「ヤクザ屋さんにすらなれなかった人がなる」
「そうしたお仕事だから」
「スパイにもなるのよね」
「政治家や官僚の人達は実は殆どならなくても」
連合ではそうであったりする。
「そうした人達はね」
「あと活動家ね」
「活動家って実際はマスコミや学校の先生だしね」
「それと一緒の人達で」
「そっち出身の政治家さんがスパイになってるけれど」
「マスコミと先生はね」
「碌なものじゃないわね」
レミは忌々し気に話した。
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