狂乱の宴
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第三章
「この度は」
「はい、それでは」
「その宴でいく、ではだ」
「これよりですね」
「その準備に入る」
宴のというのだ。
「いいな」
「わかりました」
「それではです」
「これより宴の準備に入りましょう」
「招待状も送り」
「楽しい宴にしましょう」
「開くからには最高のものにする」
グラシャラボラスは強い声で言った。
「いいな」
「左様ですね」
「それが筋です」
「そしてどなたにも楽しんでもらいましょう」
「全ての参加者の方々に」
「そうした宴にしよう」
ここでも強い声で言った、そしてだった。
彼は自分に仕える者達の中でも重臣達を集めそのうえでだった。
どういった宴にするか会議を行った、だがこれといっていい案は出ずどうしたものかとなった。その中で。
グラシャラボラスは朝にビールを飲んだ、卵料理にザワークラフトにハムを食べたうえでそれを飲んだが。
ビールを飲んでだ、周りにいる者達に言った。
「ビアホールにするか」
「この度の宴はですか」
「そちらにされますか」
「ビアホールに」
「ソーセージやジャガイモを用意してな」
周りの者達にそのうえでと話した。
「そしてな」
「外に席も用意して」
「それで、ですか」
「ビールを大量に用意し」
「そうしてですか」
「当然音楽も用意してな」
そうしてというのだ。
「行うか」
「そういえば最近していないですね」
「宴でビアホールは」
「それに宴を開く頃この辺りはいつも天気がいいです」
「快晴であることが多いです」
「左様です」
「宴を開くのは夜だが」
その時の時間のことも話した。
「夜も晴れだ、それで宮殿の屋上を開放してだ」
「あちらに席を置き」
「ビールや食事を用意して」
「音楽もですね」
「催しもそうしてな、最近私はしていなかったしだ」
宴でビアホールをというのだ。
「他の魔王達もだからな」
「それで、ですね」
「この度はですね」
「ビアホールにされますね」
「そうしよう」
こう言ってだった。
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