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夢幻水滸伝

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第三百二十四話 極寒の自然の中でその二

「すぐにです」
「この世界を救う様なですね」
「活動に移られては」
 こう言うのだった。
「どうでしょうか」
「具体的には何をすべきか」
「そうですね、勢力を旗揚げされて」
 そしてとだ、マスターはエリカに答えた。
「まずはアラスカ州を統一されては」
「この州をですか」
「そうされてはどうでしょうか」
「そうですね」
 考えつつだ、エリカはマスターに応えた。
「実はこれまでこれといってです」
「世界を救われるにしても」
「何をどうすればいいのか」
 このことがというのだ。
「わからへんかったです」
「そうでしたか」
「しかし」
 それでもというのだった。
「マスターがそう言われるなら」
「それならですね」
「はい」
 まさにと答えたのだった。
「そうします」
「そうされますか」
「それでアラスカ州の統一を果たします」
「宜しくお願いします」
「ほなまずは」
 エリカはさらに言った。
「この世界のこの州のことをです」
「それをですか」
「調べて」
 そうしてというのだ。
「状況を把握して」
「そうしてですか」
「それからです」
 あらためてというのだ。
「旗揚げをします」
「そうされますか」
「そしてです」 
 そのうえでというのだった。
「この州の統一にかかります」
「まずはですね」
「はい、知らへんと」
 そうしなければというのだ。
「何も出来へんので」
「だからですね」
「この州のことをです」
 この世界のというのだ。
「調べます」
「そうされますか、しかし」
「しかしとは」
「まさかでした」
 マスターはエリカに唸って話した。
「エリカさんが星の方とはです」
「思いませんでしたか」
「はい」
 そうだったというのだ。
「異常にステータスが高いので」
「普通の人やとはですか」
「思いませんでした、ですが私の前にです」
「星の人が来るとはですか」
「夢にも思わなかったので」
 だからだというのだ。
「エリカ様が星の方とはです」
「思いませんでしたか」
「はい」
 そうだったというのだ。
「ほんまに」
「そうやったんですか」
「エリカさんも言われませんでしたね」
「言いそびれました」
「そうでしたか」
「私も。言った方がよかったですか」
「そう思います」 
 実際にというのだ。 
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