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夢幻水滸伝

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第三百十七話 覇道に対してその五

「そのアメリカで一九二〇年代ですが」
「そこにですね」
「様々な先進のものが入った」
「そうした状況ですね」
「はい」
 まさにというのだ。
「この世界のアメリカは、そして他の地域もです」
「この世界のですね」
 ルイーザはまた応えた。
「そうですね」
「はい、違います」
「起きた世界と」
「科学や化学だけでなく」
「錬金術や魔術、超能力と」
「僧侶の術、それに自然を操る技術もです」
 こういったものもというのだ。
「ありまして」
「独自の文明になってますね」
「それで、です」
 その為にというのだ。
「そのことを理解してです」
「政もですね」
「行っていくことです」
「そうですね」
「そしてです」
「発展させていくことですね」
「是非共。技術を上手に用いることがです」
 このことがというんどあ。
「やはりです」
「大事ですね」
「そうです、若し技術に溺れますと」
 その素晴らしさにというのだ、ルイスは幾ら素晴らしい力でも溺れると危険だということを頭に入れつつ話した。
「それで、です」
「破滅しますね」
「そうなりますね」
「世界を救うどころか」
 ルイーザそしてギンズバーグに話した。
「そうなります、そうですさかい」
「この世界の技術を理解して溺れず」
「ちゃんとやっていくことですね」
「そうです、ほなインジアナ州を三方から掌握していき」 
 三人がそれぞれ掌握している州からというのだ。
「そしてです」
「そのうえで、ですね」
「内政も軍の整備もですね」
「整えていきましょう」
 こう言ってだった。
 ルイスは自身がリーダーとなり二人と共に勢力拡大と内政それに軍隊の整備も進めていった。勢力拡大は決して速いものではなかったが。
 一歩一歩確実に進んでいっていた、そしてだった。
「インジアナ州もですね」
「完全に掌握出来そうですね」
 ルイーザとギンズバーグがルイスに夕食の時に話した。
「それも平和的に」
「ほぼ軍を使わず」
「それは何よりです、ほんまに戦をせんで済めば」
 ルイスはポークチョップを食べつつ二人に話した、二人もそれを食べていて他には川魚のフライやマッシュポテト、野菜のシチューにボイルドベジタブルがある。
「それで、です」
「ええですね」
「それで」
「はい、ただ」
 ルイスは強い声で言った。
「若しどうしてもです」
「降らへん」
「そうした街や村はですね」
「軍を送って」
 そうしてというのだ。
「攻めてです」
「降しますね」
「そうしますね」
「州の掌握はします」
 絶対にというのだ。
「そうですさかい」
「どうしても従わないのなら」
「それならですね」
「軍を用いて」
 そうしてというのだ。 
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