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星河の覇皇

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第八十五部第一章 国防省への忠告その四十

「阻害される、政争にかまけても同じだが」
「やはり中央政府としては」
「そうだ、その発展はな」
「中央政府主体で、ですね」
「行われるべきでな」
 それでというのだ。
「我々としてはな」
「何とかですね」
「こちらも行なっていく」
「左様ですね」
「だから外相には頑張ってもらう」
 各国政府との衝突についてというのだ。
「是非な」
「それでは」
「宜しく頼む」
「はい」
「既に外務省も動いているが」
「その動きをですね」
「続けていってくれ」
「それでは」
「それではな」
 こう話してだった、キロモトはカバリエとの話を終えた、そうしてカバリエは外務省に戻るとすぐにだった。
 その集めた情報をチェックした、そしてスタッフ達に言った。
「各国は何処もね」
「はい、既にです」
「水面下ではです」
「活発に動いています」
「そしてです」
「そのうえでことを進めていますね」
「見えていないだけで」
 まさにそれだけでというのだ。
「既にね」
「動いていますね」
「それぞれの為に」
「国益の為にです」
「そうしていますね」
「国益を求めることは」
 それはというと。
「国家にとっては当然のことよ」
「左様ですね」
「むしろ求めない国家はないですね」
「そうした国家は」
「そう、そしてね」
 カバリエはさらに言った。
「政治家も官僚もね」
「その為に働いていますね」
「国益の為に」
「だからですね」
「その為にですね」
「この動きはおかしくないわ、ただ」
 ここでカバリエはこうも言った。
「随分とね」
「活発に動いていますね」
「もう既に」
「宣言を前にして」
「そうしていますね」
「ええ、この水面下での動きは」
 それはというと。
「連合ならではよ」
「左様ですね」
「ことがはじまる前に水面下で動くことは」
「それも活発に」
「そうしていくことは」
「ええ、最初はこれはと思ったけれど」
 それでもというのだ。
「こうした動きはね」
「当然のことですね」
「国益を思えば」
「その為に動くことは」
「むしろ自然のことであり」
「そうしてですね」
「こうした水面下で動くことも」
 スタッフ達も言った。 
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