| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

星河の覇皇

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十五部第一章 国防省への忠告その三十二

「むしろだ」
「人に対してですね」
「規律は細かく厳しく決めるがな」
「言うことはですね」
「実はあれこれとはな」
 その様にはというのだ。
「言いはしない」
「よく見ればそうですね」
「だが何よりも、第一にな」
「自分自身に厳しい」
「そうした人物だからだ」
「周りも自然にですね」
「そうなる、自分に甘く他人に厳しい人物が言っても」 
 他の者にあれこれとだ。
「誰が聞くか」
「左様ですね」
「だが何よりも自分に厳しい人物が言うとな」
「その場合は」
「自然とだ」
「周りも襟を正します」
「だからだ」
 それが為にというのだ。
「内務省はな」
「そうなっていますね」
「そうだ、だからな」
「内務省はそうした空気で」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「風紀は厳粛だ」
「今の内務省は」
「そうなっている、それではな」
「はい、私達はですね」
「まとまったままな」
「各国政府にあたっていくことですね」
「まとめることは当然としてだ」 
 何も心配することはなくというのだ、キロモトはカバリエに話した。
「君達はな」
「後ろや周りの憂いなくですね」
「ことにあたってくれ」
 こう言うのだった。
「いいな」
「それでは」
「それでだが」
「今はですね」
「派手に動くことなく」 
 そのうえでというのだ。
「ことにあたってくれ」
「情報収集に徹します」
「そして情報収集はな」
「絶え間なくですね」
「行ってだ」
 そのうえでというのだ。
「その分析もだ」
「常に行っていきます」
「それを頼む」
「それでは」
「最初の情報だけではな」
「状況は常に動くので」
「わかる筈もないしな」
 それにというのだ。
「対応もな」
「出来ないので」
「だからだ」
 その為にというのだ。
「やはりな」
「情報収集は、ですね」
「それはだ」
「常に行っていきます」
「今だけでなくな」
「今は情報収集の時ですが」
 それでもとだ、カバリエは自分から言ってきた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧