博士の挑戦状
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第七十八話
第七十八話 博士達も帰り
カーミラと先生達が帰ると観客達も去っていった。
「さて、戦いも終わったし」
「俺達も帰ろうか」
「いい勝負だったな」
「また見たいな」
こうしたことを言ってだった。
彼等も去っていった、博士はその彼等を見て小田切君達に話した。
「ではわし等もじゃ」
「帰りますか」
「決闘は終わったからのう」
こう小田切君に答えた。
「それならな」
「もう後は帰るだけですね」
「そうじゃ」
「じゃあカイザージョーに乗って」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「戻るぞ」
「そうですね、僕達もいる理由ないですからね」
小田切君もそれはと頷いた。
「それじゃあ戻りますか」
「ああ、それで帰って寝ような」
「そうしようね」
ライゾウもタロも頷いた。
「ここにいても冷えるだけだし」
「炬燵の中にいても寒いしな」
「冷えるとよくない」
博士もそのことを言った。
「だからな」
「帰ってですね」
「後はお風呂に入ってじゃ」
「寝ますか」
「そうするぞ、そしてじゃ」
博士はさらに言った。
「明日からまたじゃ」
「活動されるんですね」
「そうするとしよう」
こう言うのだった。
「また明日じゃ」
「それで明日の為にですか」
「休むのじゃ、小田切君もライゾウもタロもな」
「はい、それじゃあ」
「休ませてもらうな」
「帰ってね」
「そうしよう」
博士は彼等と共にカイザージョーに乗せてだった。
そうして神戸の研究所に帰った、そのうえでまた小田切君達に言った。
「では風呂に入ってな」
「寝ますね」
「そうするのじゃ」
こう言ってだった。
順番で風呂に入った、それからゆっくりと寝て明日となるのだった。
第七十八話 完
2023・7・6
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