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星河の覇皇

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第八十四部第五章 宣言に向けてその二十二

「どうにもならない」
「いるだけ無駄ですね」
「その様な政治家は」
「政治家は国益を求めることが仕事ですから」
「それを放棄するとなると」
「最早だ」
 その時点でというのだ。
「何でもない、政治家ではない」
「左様ですね」
「よく私利私欲を求める政治家を政治屋といいますが」
「政治屋でも国益は求めます」
 あくまで『本物の』政治屋はだ。
「さもなければ落選します」
「ある程度は私利私欲を求めも」
「国益をもたらすならいいです」
「ですがそれでもですね」
「国益を求めないならば」
「それで落選する」
 政治屋も然りだというのだ。
「市民から支持を失いな」
「左様ですね」
「私利私欲で利権を貪ってもいいですが」
「それでもですね」
「国益も求めなければ」
「落選しますね」
「そうなる、だから国益を求めないなぞだ」 
 それこそというのだ。
「政治家としてはな」
「終わりですね」
「その時点で」
「だからそれは論外ですね」
「国益を考えないなぞ」
「そういうことだ、今もだ」
 今の自分達もというのだ。
「それはだ」
「常にですね」
「求めていき」
「そして手に入れていきますね」
「政治の世界は結果が全てだ」
 この言葉も出した。
「やはりな」
「左様ですね」
「結果を出さないと意味がありません」
「その結果が国益です」
「国益をどうもたらすか」
「それが政治ですから」
「その為の努力は惜しまないことだ、努力は見られない世界だが」
 結果が全ての世界だ、だからその途中どれだけ努力したかということは考慮されないというのである。
「しかしだ」
「それでもですね」
「努力なくして結果はない」
「寝ていて国益は得ない」
「そういうことですね」
「だから我々も動く」
 即ち努力をしていくというのだ。
「そういうことになる」
「では、ですね」
「動きそして」
「そうしてですね」
「宣言を出し」
「得るものを得ますね」
「そうしていく」
 まさにというのだ。
「いいな」
「はい、それではです」
「各国と連携を取りです」
「そして宣言を出しましょう」
「そうしましょう」
「是非な、そうしてだ」
 マックリーフはあらためて話した、その話を聞いてスタッフ達も真剣な顔になっている。その顔での言葉だ。 
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