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星河の覇皇

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第八十四部第五章 宣言に向けてその十五

「我々もだ」
「はい、そこはですね」
「ここはですね」
「是非ですね」
「招待しますね」
「そうしよう、しかし今回もな」
 マックリーフは今度は難しい顔で述べた。
「中央政府からは内務省と外務省が出るな」
「そうでしょうね」
「金内相とカバリエ外相も」
「あの二人が出ますね」
「そうしてですね」
「我々に対してくる」
 それでというのだ。
「やはりな」
「左様ですね」
「それではですね」
「金内相とカバリエ外相の動向を注視する」
「そうしますね」
「そうだ、宣言も行なうが」
 しかしというのだ。
「それと共にな」
「既にですね」
「中央政府も調べて」
「そのうえで」
「そうだ」
 マックリーフは強い声で答えた。
「ここはな」
「我々も対しますね」
「そしてそのうえで、ですね」
「ことにあたりますね」
「我々の権限を拡大していきますね」
「それが目的だ」
 まさにというのだ。
「それが何処からだが」
「はい、それが何処までかということも」
「それも重要ですね」
「見極めてそうして」
「動くべきですね」
「まず中央政府軍はいい」
 この組織はというのだ。
「我々は当初は反対したが」
「いざ創立されますと」
「そうなると、ですね」
「国防費の負担は減りましたし」
「国防を担ってくれるので」
「それはそれでよかったですね」
「そうなった、国防費の負担が減ると」
 そならというのだ。
「その分予算を他の分野に回せる」
「国防費は中央政府が出しています」
「中央政府の予算から」
「だからですね」
「それはいいですね」
「この負担は」
「だからいい、まあ中央政府の予算も税金で賄われているが」
 そしてその一部はアメリカ市民が出しているということだ、このことはアメリカ政府の予算と同じである。
「しかしだ」
「それでもですね」
「アメリカ政府は予算を負担していないです」
「それならですね」
「構わないですね」
「一向に」
「そうだ、だからこれはいい」
 アメリカ政府が予算を負担しないならというのだ。
「同じ連合の中でもな」
「はい、だからですね」
「このことはよしとして」
「そのうえで、ですね」
「どう考えていくか」
「それが大事ですね」
「そうなる、実を言うと中央政府がこれ以上な」
 相手である彼等がというのだ。 
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